さて、皆さまにご愛読(?)いただいてます「羽音に聴く」4号が公開されましたので、お知らせ致します。
http://www.littleheaven-bee.jp
早春の花、梅が咲き始めた2月上旬、見渡す限り梅畑が広がる和歌山県みやべ町の養蜂家を訪ねました。越冬を終えた蜜蜂は、梅の花の蜜と花粉で元気を回復していきます。大粒で肉厚な梅干しで知られた南高梅は、原木から挿し木で増やした梅なので、自然交配では結実できず、蜜蜂の交配が必要なのです。
つまり、蜜蜂と南高梅は、共存共栄の関係にあるわけなんです。
梅の花にすがって蜜を吸う蜜蜂の背景に梅畑に置かれた巣箱が見える
山間部の梅畑の中で内検する中村悌さん
梅の花にすがって吸蜜する蜜蜂
餌として与えた砂糖水がこぼれた水滴を口吻を出して吸う蜜蜂
梅の交配用に貸し出す蜜蜂の巣箱を運ぶ中村悌さん
梅の花が満開になって蜜が十分に採れるまで蜜蜂に餌として与える砂糖水を作る
みなべ町で訪ねた中村養蜂園と坂東養蜂場では、梅の交配用に蜜蜂を貸し出した後で、のんびりされていましたが、その分、蜜蜂の命の営みについて、ゆっくりとお話を伺うことができました。
私たち人間社会は、儚い生命の蜜蜂から教わることは多いと感じました。
ご高読いただけると幸甚です。
「リトルヘブン」の次号(40号・静岡県で取材予定)は、3月末に、
「羽音に聴く」の次号(5号)は、4月末に公開の予定です。
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よろしくお願い致します。