「リトルヘブン」40号が、公開されましたのでお知らせ致します。
http://www.littleheaven.jp
「リトルヘブン」40号は、静岡県賀茂郡松崎町石部(しずおかけん かもぐん まつざきちょう いしぶ)で取材させていただきました。
棚田の畦の草刈りをする橋靖さん。「食糧危機が来ても一粒の米でも食べられるように、棚田を作り続けるように」と、父の遺言

石部では、1970年過ぎに伊豆半島の海岸道路が開通したことによって、それまでの半農半漁の暮らしが、観光産業へ変化していき、200年前から耕作を続けていた棚田が見放れていきました。
棚田からは、肩を寄せ合うような石部の集落と駿河湾が見える

しかし、平成の時代になって観光客が減少することで、改めて棚田を復元し地域の活性化に繋げたいと地元の活動が始まります。
誰が植えたのか、春を告げる花、ミツマタが4、5本。

96歳で独り暮らし。干していたヒジキのゴミを取る鴻野敏子さんの手。

棚田復元の物語を中心に、取材がちょうどヒジキ収穫に重なったため、半農半漁を彷彿とさせてくれる現在の自然豊かな暮らしぶりを垣間見せていただくこともできました。日本経済の動きに翻弄された小さな集落の暮らしと、先人が築いた棚田に対する愛着など、上記のURLを開いて、石部棚田の物語をぜひご高読ください。
次号の「リトルヘブン」41号は、北海道で取材し、2015年5月末に公開の予定です。
よろしくお願い致します。
ご感想やご批判をお寄せください。
私には、何が伝わっていて、何が伝わっていないのか分かりません。皆さまからのご感想、ご批判が何よりの支えです。よろしくお願い致します。