1月7日から宮城県の奥羽山地へ行きましたが、雪は無し。良かったような残念なような。
Web版「リトルヘブン」45号が公開されましたので、お知らせ致します。
http://www.littleheaven.jp
地区の若者(?)たちが、白いパンツにサラシを巻いて、八幡神社へ裸参り
「焼き八幡」の始まりだ。

今号は、宮城県加美郡加美町柳沢地区で600年ほど前から受け継がれてきた伝統行事「焼け八幡」を取材しました。1月始め雪の中の伝統行事を期待して訪ねたのですが、この時はまだ、今年に限って雪の無い奥羽山地。地区の青年(?)で組織する「若者講」の男たちが、白パンツにサラシを巻いた裸姿で神様となり、午前4時から地区の家々を巡ります。
初嫁には顔に墨を塗る風習があり、裸姿の神様たちがつまご草鞋を履いたまま座敷に上がり、舅姑嫁それに婿の顔に墨を塗りつけると、お互いの顔を見合って大笑い。これで初嫁は、地区の一員となるわけです。

夜が白々と明ける頃、ワラを持ち寄って作った「御小屋」を焼き、火難除け、五穀豊穣、家内安全を祈願して「焼け八幡」は終わります。

一夜明ければ、日常が始まる。
区長の千葉文一さんは、何があっても牛の世話を欠かすことはできない。

「リトルヘブン」は45号となりました。このあと、3月に大阪府、5月に岡山県を訪ねると、47都道府県の全てを巡ることになります。引き続き、ご愛読をよろしくお願いします。
ご感想などお寄せいただけると幸甚です。