2016年09月04日

Webマガジン「羽音に聴く」14号が公開されました。

Webマガジン「羽音に聴く」14号が公開されました。
下記のURLで、お楽しみください。(再読み込みをしてください)

http://www.littleheaven-bee.jp

 明治時代後期に養蜂業を始めた初代坂東周一さんは、自然と自由を愛する風流人として、佐藤春夫の短編小説「雁の旅」で描かれた主人公のモデルとなった人物。

3代目坂東忠則さんが蜂を払うと、見事に巣枠から蜂が滑り落ちていく
FB 58 蜂を払う忠則さん .jpg

その気質を受け継いだ3代目の坂東忠則さんと4代目の真志さんを中心として、急がず、騒がず、長閑な雰囲気を漂わせ身内で採蜜をする。

青シナの花に蜜蜂が来ているかどうかを見る坂東さん夫妻
FB 52 青ジナの花に蜂が来て居るかどうか観る 忠則さんと貴美子さん夫妻 .jpg

 物言わぬ蜂の状態を観て、その心を読み解くためには、じっくりと急がず向き合って世話をすることが大切なのだと、坂東一家の仕事ぶりを見て教わった。

ようやく写真を撮れる距離の花に蜜蜂が花蜜を吸いにやってきた。
FB 12 青ジナの蜜を採る蜜蜂 .jpg

遠心分離器で絞った蜂蜜を漉し器に移す坂東悠貴さん。
FB 65 蜂蜜を漉し器に移す悠貴さん .jpg

 仕事を楽しみ、余暇を楽しむ。坂東一家の人生ドラマをお楽しみください。
 ご感想等お寄せください。

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2016年03月30日

Web版マガジン「リトルヘブン」46号が公開されました。

Web版マガジン「リトルヘブン」46号が公開されましたのでお知らせ致します。
www.littleheaven.jp

今号は、大阪府豊能郡能勢町で取材させていただきました。
大阪のキ市部から約40キロの距離にある能勢町は、都会育ちの若い世代が、自然農や有機農法などを実践するために新規就農者として様々な試みをしています。その反面、地元農家の方々は、通勤圏にあるキ市へ勤めに出ているため、農協支所が合併して移転し地元に店が一軒も無くなり、自分たちで農事組合を立ち上げ運営していました。

農業研修生を受け入れている藤田富生さん 畑の畦でゆっくり話を伺った
ブログ 26 原田富生さん 2 .jpg

新規就農した今堀淳二さん。ゴボウを植えるために高い畝をつくっていた
ブログ 35 今堀淳二さん 6 .jpg

県道沿いの良く手入れされたタマネギ畑 
ブログ 12 ネギ畑 .jpg

地域の核となっていた140年の歴史を誇る田尻小学校が、統合のために2015年度末で閉校になり、その閉校式に立ち会わせてもらいました。そこで、「子どもたちは多くの友だちの中で教育させてやりたいが、地元で育ててきた小学校が無くなってしまうのは寂しい」と、高齢の田尻小学校の卒業生に複雑な心境を伺いました。
キ市化が進む中で、元々は農村だった地域が抱える複雑な事情を、今回の取材では垣間見た思いがします。

最期の校歌斉唱の時、卒業生の小林繁さんは顔を歪め涙を堪えていた
ブログ 74 田尻小学校閉校式 小林繁さん 2 校歌を歌う.jpg

皆さまのご感想、ご批判などお寄せください。
よろしくお願いします。

今号で、全国47都道府県のうち46都府県を廻ったことになります。
いよいよ5月には、47号(1巡目最終号)となります。お楽しみに。
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2016年03月03日

羽音に聴く 10号が公開されました。

春の兆しを感じる宮崎です。
今回は、菜の花の房総半島を訪ねました。でも、菜の花は、ほとんどなく、一面の菜の花作戦は失敗。

http://www.littleheaven-bee.jp/

今号は、青森県八戸市に拠点を置く養蜂家・川代俊美さんが、蜜蜂を越冬させている千葉県館山市の養蜂場を訪ねました。川代さんは父親の養蜂を手伝い始めてから、すでに65年余り経つ83歳。「ほんとは蜂好きでねかったの。刺されて痛えもんだから」と、進んで養蜂家になった訳ではなかったが、蜜を採るための花を求めて各地を訪ねると、「そこの集落の人と一体になれるんです。それ私、好きだ」と、友だちが沢山。「渡る世間は福ばかりだね。金は持たないけど、財産は持った。友だちは財産だもの、ほんとに」。少年のように純粋な養蜂家は、渓流釣りと鉄砲撃ちが趣味。

林に囲まれた養蜂場で、この春初めての内検をし餌を与える
FB 71 今春初めての内検と給餌 .jpg

養蜂場近くの陽だまりで、コンビニで買ってきた昼食を食べる
FB 2 近くの陽だまりで昼食 .jpg

仕事を始める前、最初に準備するのが燻煙器だ
FB 33 燻煙器を準備する .jpg

菜の花の2番花に蜜蜂が寄る
FB 9 菜の花に蜜蜂 .jpg

ご感想など、お寄せください。
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2016年01月29日

Web版「リトルヘブン」45号が公開されました。

暖冬から一変した厳寒で大雪の1月下旬。
1月7日から宮城県の奥羽山地へ行きましたが、雪は無し。良かったような残念なような。

Web版「リトルヘブン」45号が公開されましたので、お知らせ致します。
http://www.littleheaven.jp

地区の若者(?)たちが、白いパンツにサラシを巻いて、八幡神社へ裸参り
「焼き八幡」の始まりだ。
FB 38 手桶を持って八幡神社へ裸参り .jpg

 今号は、宮城県加美郡加美町柳沢地区で600年ほど前から受け継がれてきた伝統行事「焼け八幡」を取材しました。1月始め雪の中の伝統行事を期待して訪ねたのですが、この時はまだ、今年に限って雪の無い奥羽山地。地区の青年(?)で組織する「若者講」の男たちが、白パンツにサラシを巻いた裸姿で神様となり、午前4時から地区の家々を巡ります。
 初嫁には顔に墨を塗る風習があり、裸姿の神様たちがつまご草鞋を履いたまま座敷に上がり、舅姑嫁それに婿の顔に墨を塗りつけると、お互いの顔を見合って大笑い。これで初嫁は、地区の一員となるわけです。
FB 45(トリミング) 顔に墨を付けられた初嫁 .jpg

 夜が白々と明ける頃、ワラを持ち寄って作った「御小屋」を焼き、火難除け、五穀豊穣、家内安全を祈願して「焼け八幡」は終わります。
FB 51 御子屋が燃えさかる .jpg

 一夜明ければ、日常が始まる。
区長の千葉文一さんは、何があっても牛の世話を欠かすことはできない。
FB 69 千葉文一さん 牛の世話をする .jpg

 「リトルヘブン」は45号となりました。このあと、3月に大阪府、5月に岡山県を訪ねると、47都道府県の全てを巡ることになります。引き続き、ご愛読をよろしくお願いします。

 ご感想などお寄せいただけると幸甚です。

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2015年12月07日

「リトルヘブン」44号と「羽音に聴く」8号が公開されています。


 11月は、目の前の仕事に追われてしまって、ブログの更新が疎かになってしまった。FBでお知らせして、それで済んだような気分だったが、ブログを読んでいただいている皆さまに申し訳なく思います。
 さて、このところ、私の写真表現について少し悩みらしき気分があり、気持ちが晴れません。
 ドキュメンタリー写真のありようについて、迷いがあります。特に、「リトルヘブン」では、自然に抱かれて普通に暮らすことの幸せを伝えていきたいと写真を撮っていますが、普通に暮らすことの魅力を伝えるためには、写真も奇をてらうことなく淡々と撮影することを心掛けてきました。
 しかし、最近になって、淡々と現実を撮るのでは、表現として魅力に乏しいのではないかと思い始めてしまったのです。いやはや、68歳になって、今更ではあるのですが、芽生えた迷いは迷いなのです。
 ま、今日のところは、ぐだぐだと書かずにおきます。

 「羽音に聴く」8号の公開をお知らせいたします。
 http://www.littleheaven.jp/

蜜蜂を飼うには、避けて通れない巣礎の製造所を訪ねました。企業秘密だと言うところを、無理にお願いして撮影させてもらいました。別の角度から蜜蜂の神秘に迫ります。

松岡恭司さんが、巣礎を引いています。
FB 21 松岡恭司さん 巣礎を引く .jpg

FB 45 ロウ板を板から外す .jpg

FB 36 蜜ロウを次々と準備する .jpg

FB 29 完成した巣礎 .jpg


 「リトルヘブン」44号も公開されています。
 http://www.littleheaven.jp/

 温州みかんの産地、徳島県勝浦郡勝浦町坂本地区で取材をさせてもらいました。

FB 29 坂本中谷から望む 朝のみかん山 .jpg

FB 12 森本友章さん ユズを運び上げる .jpg

FB 40 新居雄彦さん 1 .jpg

FB 2 20番札所 鶴林寺本堂の鶴 .jpg

ご感想などお寄せいただけると幸甚です。
よろしくお願い致します。


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2015年09月08日

Web新聞「羽音に聴く」7号が公開されています。

「羽音に聴く」7号がアップロードされましたので、お知らせ致します。

http://www.littleheaven-bee.jp

 何故に蜂なの、衝撃だったんだよ
 蜜蜂に惚れてしまい突然養蜂家に

Web 68 作業場で .jpg

 今号は、北海道で定飼養蜂をしている女性養蜂家を訪ねました。養蜂家として蜜蜂を新規に飼い始める女性はほとんどいない。「何故に蜂なの?」と友人に問われ、「蜜蜂に惚れてしまったんで」としか答えようのないほど蜂への愛情が溢れる。苦労に苦労を重ねて、ようやく独立したのが2年前。
 深い雪の中で越冬させるため、強い蜜蜂を作り、雪解けを待って巣箱の蓋を開けた時、じっと彼女を見つめる蜜蜂たちの姿に「可愛い」と感激する。

オオハンゴンソウの花蜜を吸う
Web 50 オオハンゴンソウの花蜜を吸う蜜蜂 .jpg

無駄巣を取り、溜まった蜜をもう一度蜜蜂に与える
Web 28 内検 .jpg

無駄巣を溶かして、蜜ロウを作る作業中の川端優子さん
Web 3 無駄巣を煮て、ろ過する .jpg

一斗缶から蜜ロウを取り出す
Web 63 蜜ロウを缶から取り出す .jpg

 全国でも珍しい女性養蜂家の物語をお楽しみください。
 ご感想など、お願い致します。

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Web版「リトルヘブン」42号を公開!

 うっかりしていました。
 Web版「リトルヘブン」42号が、7月下旬から公開されています。
 ぜひ、ご高覧ください。

http://www.littleheaven.jp

FB 8 迎え火 石井悦也さんと家族 .jpg

 今号は、千葉県鴨川市畑(はた)地区の集落を訪ね、新暦のお盆で迎え火を焚きながら「ござーれ ござーれ」と唱えて、先祖を迎える人びととの出会いから物語は始まります。90歳の伉次(こうじ)さんから「旦那はどこから来た。歳は私と近いんでしょ」と訊かれ、戸惑いましたが、「知らねえ男がウロウロしてりゃ不審に思うよ。それが普通だでよ」と、正直に言われてみれば、よくぞ皆さんに受け入れていただけたものだと感謝するばかりでした。

 畑地区は、花卉栽培農家が多く、テッポウユリを栽培している鈴木通夫さん親子は、夕方遅くまで、鹿児島県沖永良部島から取り寄せた球根の開花時期を調整するための作業をしていました。テッポウユリは時代に合わなくなっていると言いながらも、作業小屋に流れるゆったりとした時間が豊かさを感じさせてくれます。

 球根を冷蔵するための箱詰めをしている鈴木通夫さんの手
Web 91 通夫さんの手 .jpg

 作業を終えて、安堵の表情を見せる通夫さん
Web 95 鈴木通夫さん .jpg

 ご批評、ご感想など、お寄せください。


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2015年07月08日

「羽音に聴く」6号が公開されました。


 長雨の影響で、2週間遅れになってしまいましたが、「羽音に聴く」6号が公開されました。

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 今号は、秋田県仙北市西木(角館町の近く)で、日本一大きな実を付けることで知られる西明寺栗の蜂蜜を採る養蜂家・元村宏さんをお訪ねしました。
 元村さんは、長い間指物大工として仕事をし、栗の栽培も若い頃からやってこられたが、養蜂を始めたのはまだ6年前。半世紀を超えて毎日付けてきた日記が、いまでは養蜂日誌となって日々の作業を記録することに。日誌の終わりには論語を学び、故事成語を一語。妻の雅子さんは趣味で日本画を描き、座敷には大きな額入りの見事な日本画が。そんな文化的香りのするご夫婦の暮らしの一端と梅雨の間の蜜蜂の生態をお楽しみください。

 栗の花蜜を吸いに来た蜜蜂。口吻を突き出して、今、花蜜を吸おうとしている。
Web 54 栗の花に寄る蜜蜂 4 口吻を出して蜜を吸おうとしている .jpg

 内検(巣箱の内部検査)をしている元村さんが、オス蜂の巣房を切り取る。
Web 32 オス蜂の巣房を切り取る 2 .jpg

 普段していなエプロンを着けて作業をしていた元村さん、エプロンの隙間から面布に蜜蜂が入り込み、顔を何か所も刺されてしまった。自家製のプロポリスを水で薄めて顔に塗りつける。
Web 39 蜂に刺された顔にプロポリスを薄めて塗る .jpg

 長雨が続いていたが、天気予報で明日は晴れと告げている。夕焼けを待ったが、そのままぼんやりと日暮れ。しかし、東の空に十三夜月が、闇の中で白い栗の花がほのかに浮かび上がり、幻想的だ。
Web 42 夕暮れの小山田池田の栗畑 1 .jpg

 ご批評、ご感想をお寄せいただけると幸甚です。
 よろしくお願い致します。

 次号「羽音に聴く」は、8月の末に公開いたします。
 お楽しみに。

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2015年05月27日

リトルヘブン41号が公開されました。

リトルヘブン 41号が公開されましたので、お知らせ致します。
http://www.littleheaven.jp

 今号は、北海道旭川市東鷹栖北地区の14町歩、12町歩の水田で米作りする大規模水稲農家の話を主に聞かせていただきました。
 育苗から田植えまでの2ヶ月間は、朝4時から田んぼに出て日暮れまで働くことで、ようやく仕事が間に合う規模。機械は大型化し1000万円を越えるトラクターが必要となり、土手のような広い畦の草刈りは間に合わないので除草剤を使わざるを得ない。取材をさせていただきながら、私は、矛盾を抱え込んでしまったが、水稲農家として食べて行くにはこれだけの規模がなければやっていけないそうだ。
 TPP交渉が進む中で、農業の大規模化について考える機会になればと思います。

相馬国男さん夫妻が、田植えの前の水田に稲以外の草を生やさないための除草剤を撒くために、夕陽に照らされて移動している。
Web 67・相馬国男さん夫妻 .jpg


「うちは専業じゃないから」と、言う沓村弘さんが、ちょっと旧型のトラクターで荒代掻きをしている。「顔を写してんじゃないかと思うけど、恥ずかしして顔を上げられん」
Web 51・沓村弘 .jpg


沓村さんが荒代掻きをしていた水田の横の白樺の林が夕陽に輝く
Web 57・夕暮れの白樺の林と田園風景 .jpg


12町歩の水田で稲を作る鈴木栄一さんが、育苗しているビニールハウスを案内してくれた。
Web ㉔鈴木栄一 ビニールハウスの前で .jpg

 今号は、いつものリトルヘブンと少しニュアンスが異なります。
 皆さまのご感想をお待ちしています。

 次号は、千葉県で取材し、7月下旬にアップロード致します。お楽しみに。



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2015年04月30日

羽音に聴く 5号が公開されました。

「羽音に聴く」5号が公開されましたので、お知らせ致します。

http://www.littleheaven-bee.jp/

 今号は、熊本市で82年の歴史を持つ3代目養蜂家を訪ねました。取材時期がレンゲ蜜には若干早かったのですが、混じりっけなしのレンゲ蜜を採集するための前段として、色々な花の蜜が混じっている百花蜜を採ってしまう整理蜜作業を取材しました。この時期は、まだ、ハウス園芸の交配のために貸し出す蜂の需要も活発ですし、女王蜂の翅を切って分封を防ぐシーンなど、レンゲ蜜がピークを迎える直前の養蜂家の様々な仕事をお伝え致します。

レンゲ蜜を採集する前に、それまで蜂が溜めている百花蜜を採ってしまう整理蜜作業を行っている
Web・整理蜜採り 3 蒸気蜜刀で蜜蓋を切る .jpg

レンゲ畑に巣箱を置く前から、匂いでレンゲの開花を察知して蜜を採りに来る
Web・レンゲと蜜蜂 6 .jpg

ハウス園芸の交配用に貸し出していた蜂が、返ってきたので蜜蜂の状態を点検する
Web・ハウスへ貸し出していた蜜蜂の管理 5 .jpg

女王蜂の翅を切って、分封を防ぐ技術も養蜂技術の一つだ
Web・女王蜂の翅を切る 2 .jpg

ご高読ください。
ご感想、ご批評などをお寄せいただけると幸甚です。


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2015年03月26日

リトルヘブン40号が公開されました。


「リトルヘブン」40号が、公開されましたのでお知らせ致します。

http://www.littleheaven.jp

 「リトルヘブン」40号は、静岡県賀茂郡松崎町石部(しずおかけん かもぐん まつざきちょう いしぶ)で取材させていただきました。

棚田の畦の草刈りをする橋靖さん。「食糧危機が来ても一粒の米でも食べられるように、棚田を作り続けるように」と、父の遺言
Web 橋靖さん 畦の草刈り 3 .jpg

 石部では、1970年過ぎに伊豆半島の海岸道路が開通したことによって、それまでの半農半漁の暮らしが、観光産業へ変化していき、200年前から耕作を続けていた棚田が見放れていきました。

棚田からは、肩を寄せ合うような石部の集落と駿河湾が見える
Web 石部集落と駿河湾 .jpg

 しかし、平成の時代になって観光客が減少することで、改めて棚田を復元し地域の活性化に繋げたいと地元の活動が始まります。

誰が植えたのか、春を告げる花、ミツマタが4、5本。
Web ミツマタの花 .jpg

96歳で独り暮らし。干していたヒジキのゴミを取る鴻野敏子さんの手。
Web 鴻野敏子さんの手 -Edit.jpg

 棚田復元の物語を中心に、取材がちょうどヒジキ収穫に重なったため、半農半漁を彷彿とさせてくれる現在の自然豊かな暮らしぶりを垣間見せていただくこともできました。日本経済の動きに翻弄された小さな集落の暮らしと、先人が築いた棚田に対する愛着など、上記のURLを開いて、石部棚田の物語をぜひご高読ください。

 次号の「リトルヘブン」41号は、北海道で取材し、2015年5月末に公開の予定です。
よろしくお願い致します。

 ご感想やご批判をお寄せください。
 私には、何が伝わっていて、何が伝わっていないのか分かりません。皆さまからのご感想、ご批判が何よりの支えです。よろしくお願い致します。


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2015年02月26日

「羽音に聴く」4号が公開されました

宮崎では、少しだけ春らしい日射しを感じられるようになりました。
さて、皆さまにご愛読(?)いただいてます「羽音に聴く」4号が公開されましたので、お知らせ致します。

http://www.littleheaven-bee.jp

 早春の花、梅が咲き始めた2月上旬、見渡す限り梅畑が広がる和歌山県みやべ町の養蜂家を訪ねました。越冬を終えた蜜蜂は、梅の花の蜜と花粉で元気を回復していきます。大粒で肉厚な梅干しで知られた南高梅は、原木から挿し木で増やした梅なので、自然交配では結実できず、蜜蜂の交配が必要なのです。
 つまり、蜜蜂と南高梅は、共存共栄の関係にあるわけなんです。

梅の花にすがって蜜を吸う蜜蜂の背景に梅畑に置かれた巣箱が見える
Web 37 養蜂箱近くの梅の蜜を吸う蜜蜂 .jpg

山間部の梅畑の中で内検する中村悌さん
Web 27 中村悌 養蜂箱の内見 2 .jpg

梅の花にすがって吸蜜する蜜蜂
Web 36 梅の蜜を吸う蜜蜂 1 .jpg

餌として与えた砂糖水がこぼれた水滴を口吻を出して吸う蜜蜂
Web 46 巣板の上にこぼれた餌を吸う蜜蜂 .jpg

梅の交配用に貸し出す蜜蜂の巣箱を運ぶ中村悌さん
Web 42 中村悌 貸し出す巣箱を運ぶ 1 .jpg

梅の花が満開になって蜜が十分に採れるまで蜜蜂に餌として与える砂糖水を作る
Web 6 中村悌 餌の砂糖を焚く 4 .jpg

 みなべ町で訪ねた中村養蜂園と坂東養蜂場では、梅の交配用に蜜蜂を貸し出した後で、のんびりされていましたが、その分、蜜蜂の命の営みについて、ゆっくりとお話を伺うことができました。
 私たち人間社会は、儚い生命の蜜蜂から教わることは多いと感じました。
 ご高読いただけると幸甚です。 

「リトルヘブン」の次号(40号・静岡県で取材予定)は、3月末に、
「羽音に聴く」の次号(5号)は、4月末に公開の予定です。

ご感想をお寄せください。
よろしくお願い致します。


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2015年02月02日

栃木県で取材した「リトルヘブン」39号が公開されました。

「リトルヘブン」39号が、公開されましたのでお知らせ致します。

■「リトルヘブン」39号は、栃木県那須郡那珂川町小砂地区(なすぐん なかがわまち こいさご)で、自家用の炭を焼くご夫婦や伝統ある地元の焼き物を穴窯で継承する陶芸家の他、タバコ栽培をしていた当時の農家の苦労話やお歯黒だった曾祖母の思い出話などを取材させていただきました。
 穏やかな自然の中で、毎日の暮らしを豊かに楽しむための工夫と努力の物語をお楽しみください。もっとも、その陰には苦労話もありますが……。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
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自分の山の木を伐り出して焼いた炭の炬燵で寛ぐ、長山恒秀さんと里子さん夫妻
FB 53 長山家の炭火の炬燵 2 .jpg

小砂地区国山集落の穏やかな風景に大寒の頃とは思えない暖かさを感じる
FB 21 国山(くにやま)の風景 .jpg

庭先に福寿草がほころび始めていた
FB 15 福寿草 1 .jpg

歴史のある地元の焼き物を穴窯で焼き続ける陶芸家の岡稔さん
FB 43 岡稔 5 .jpg

朝日が射し始めると、霜が溶けて畦の草が輝く
FB 25 来目木の土手の霜が溶ける .jpg

次号の「リトルヘブン」は、静岡県で取材し、2015年3月末に公開の予定です。
よろしくお願い致します。

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2014年12月28日

羽音に聴く 3号が公開されました。


 14年8月から始まった「羽音に聴く」の3号が公開されました。

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 春にハウス園芸の交配をするための蜜蜂を、元気づけ数を増やすことを目的に転地養蜂するため、奄美大島へフェリーで移動する鹿児島の養蜂家に同行しました。
 移動の日は、鹿児島でも雪が降る荒れ模様。次々と、幾つもの困難が養蜂家を襲いますが、機転と人脈で何とか無事に巣箱を設置することができました。

移動の準備は、巣箱の中の蜂の状態を把握することから始まる
Web 6 蜂の状況を把握する 巣箱の入れ替え .jpg

移動の朝、うっすらと雪の降り積もった巣箱をトラックに運ぶ
Web 32 巣箱をトラックに運ぶ .jpg

奄美大島で巣箱を設置するためにトラックから背負って運ぶ
Web 43 奄美 巣箱を運ぶ .jpg

巣箱を設置した翌朝、蜂は新しい土地に馴染みどこからか花粉を運んできた
Web 54 奄美 花粉を運んできた蜂 .jpg

お楽しみください。
「羽音に聴く」次号(4号)は、15年2月に公開の予定です。
今後ともよろしくお願いします。
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2014年11月29日

リトルヘブン 38号が公開されました。


大分県九重町栗原作草(ここのえまち くりばる さくそう)の集落は、夏秋(かしゅう)トマトと高原ホウレン草を栽培する農家7軒。柔道でオリンピック出場を目指し、有名高校へ進学した穴井智大さんは、練習中のケガで願いは叶わなくなった。失意の下、実家に帰った智大さんは、悶々とした日々を潜り抜け、2年前に新規就農を申請した。迷い悩みながらも、地域の年寄りに教えを請いながら新たな夢を目指し始めた。

http://www.littleheaven.jp

夏秋トマトの収穫を終えて、ホッとひと息を付く
Web1 81 智大さん トマトの収穫を終えて .jpg

晩秋の朝、集落各戸から一人ずつ出て、作草集落へ入る道路の草刈りがあった
Web2 24 道路脇の草刈り 穴井勲さん 3 .jpg

日暮れが近くなって、智大さんの祖父正秋さんが、運動場の牛を牛舎へ戻す
Web3 41 穴井正秋さんが牛を曳く 2 .jpg

智大さんが世話する愛犬のチビ
Web4 47 穴井さん宅の犬 チビ .jpg

智大さんが通っていた淮園小学校栗原分校の校舎。今年3月末で閉校が決まった
Web5 29 淮園小学校栗原分校 2 .jpg

お楽しみください。

次号(39号)は、栃木県で取材し、15年1月末に公開します。
よろしくお願い致します。


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2014年09月25日

Web版「リトルヘブン」37号が公開されました。


今朝の宮崎は、台風16号の影響で昨夜まで降っていた雨があがり、快晴の秋空です。
Web版「リトルヘブン」の37号が公開されました。

Web1 小田文夫さん宅の稲刈り 2 .jpg
棚田で畦の周りの稲を刈る小田文夫さん。下の棚田でコンバインを運転するのは孫の高弘さん

Web版になってからは記事も私が書いていますが、これに七転八倒。文章を書くことを仕事にしている人の気が知れないと思うほどです。普段はストレスと縁の無い私ですが、リトルヘブンの原稿を書いている時は、口の中は口内炎だらけの状態。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
http://www.littleheaven.jp
以前の号を読んでいただいた皆さんは、再読み込みをしてください。

Web2 小田文夫さん 2 .jpg
小田文夫さん

Web3 バッタ 1 ショウリョウバッタ .jpg
農道の茂みに身を隠すようにショウリョウバッタ

Web4 柘植剛さんの蓮畑 .jpg
休耕していた棚田をひとりで拓いた柘植剛さんのハス畑

ご批評、ご感想などをお寄せいただけると幸甚です。
よろしくお願い致します。

次号は、大分県で取材し、11月末に公開の予定です。


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2014年08月28日

新シリーズ Web版「リトルヘブン 羽音に聴く」が始まりました。


 これまでご高読いただいてましたWeb版「リトルヘブン」の新しいシリーズ「リトルヘブン 羽音に聴く」が始まりました。若干、広告的な要素もありますが、あくまでもドキュメンタリーとして全国の養蜂家を訪ね、蜜蜂と人間の物語をお伝え致します。

http://www.littleheaven-bee.jp

創刊号は、北海道深川市多度志の養蜂家を訪ね、アザミ蜜とソバ蜜を採集する様子を取材しました。養蜂家の話をよくよく聞けば、転飼養蜂として北海道で仕事をしている宮崎の人でした。

丘を覆うソバ畑の上空は、燃えるような夕焼け
web 丘のソバ畑に夕焼け .jpg

チシマアザミの蜜を吸う蜜蜂
web チシマアザミの蜜を吸う蜜蜂 .jpg

まとわりついて飛ぶ蜜蜂の中で、ソバ蜜の入り具合を点検する
web 密の入った巣板を点検する .jpg

分封の準備をするため王台(女王蜂のための巣穴)ができた巣板
web 王台のできた巣板 .jpg

Web版「リトルヘブン 羽音に聴く」は偶数月に、従来のWeb版「リトルヘブン」は奇数月に公開していきます。今後とも、よろしくお願い致します。

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2014年08月03日

Web版 リトルヘブン 36号が公開されました。


 2ヶ月に一回、奇数月の末に公開しているWeb版 リトルヘブンの36号が公開されています。
 案内が遅くなってしまいました。
 36号は、鳥取県湯梨浜町別所集落の総事(そうごと・集落全世帯から出て地域の清掃や草刈りを行う)を中心に、二十世紀梨にまつわる話を伺いました。

Web版リトルヘブンのURLは、下記の通りです。

http://www.littleheaven.jp

それぞれが草刈り機を手に、朝5時半に集合して、出席の点呼を待つ人びと。
Web 総事が始まる .jpg

樹齢100年を超える二十世紀梨の木。この木一本で、2700個の実を付ける。
Web 樹齢100年を超える梨の木 .jpg

梨畑から、赤瓦の美しい集落を望む
Web 梨畑から集落を見る .jpg

毎日、日暮れまで畑で働く村田百合子さん。
Web 毎日、日暮れまで畑で働く村田百合子さん  .jpg

ぜひ、ご高覧いただき、ご感想などお寄せ下さい。


posted by jin at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月30日

Web版「リトルヘブン」35号が公開されました。

心地良い薫風の季節となりました。
Web版リトルへブン35号が公開されました。
35号は、東京都羽村市の多摩川沿いの集落で取材しました。
都市化が進む地域で農業を営むことの大変さを感じながらも、自然を相手に毎日の暮らしを楽しむ方々のお話しを伺いました。

多摩川の土手で虫取りをする少年
HP Web 多摩川土手で虫採りの子 .jpg

今号から、ホームページ(トップページ)のレイアウトを変更しました。
読みやすくなったのではと期待しているのですが、いかがでしょうか。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
http://www.littleheaven.jp

自宅前の田んぼで代掻きをする小林次生さん
「子どもの頃、羽村駅に降りると豚の臭いがすると言われていた」
HP Web 小林次生 代掻き 1 .jpg

羽用水路の上をニホンカワトンボが飛ぶ
HP hp Web トンボ 2 .jpg

「早めに仕事を切り上げて、久し振りに帰省した息子と夕食を喰うんだ」と小林守久さん
HP Web 小林守久 10 .jpg

ご批評、ご感想などをお寄せいただけると幸いです。
次号(7月末)は、鳥取県で取材の予定です。
ありがとうございました。


posted by jin at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

失意の新年度


 桜は満開、輝く春の陽光。社会の新人たちが、希望を胸にさっそうと風を切って歩く街。そんな4月1日、私に届いたのは、キャノンギャラリーに申し込んでいた写真展開催の落選の結果だった。

 2006年から撮り始めた近年の集大成のつもりだった。このブログでも、度々お伝えしてきた「リトルヘブン」の写真を写真展用に再構成した50枚だ。この7年余、ほぼリトルヘブンに集中してきたと言っても良い。日本のどこにでもある風景、どこにでも居る人々。そんな風景や人々の中にこそ、本質的な魅力が潜んでいる。そんなコンセプトの基、全国の里を訪ね歩いた。
 キャノンギャラリーから送り返されてきた写真を見たが、私には、私の思いを伝えられていると、改めて思う。と、いうことは、今の私の写真は、根本的な間違いをしでかしているのかも知れない。
 66歳という年齢を考えると、これから仕切り直すのは、気の遠くなるようなエネルギーだ。

Web・M 千葉周 2 .jpg

 「松島や ああ松島や 松島や」という有名な句があるが、3月末、宮城県松島の名勝を形作る島の一つ浦戸桂島へ行っていた。今期最後のノリの刈り取り船に乗せてもらった朝。海と空の境も曖昧な乳白色の宇宙へ、船は全速力で突入して行った。松のシルエットが美しい小島が、目の前に瞬間現れて、あっという間に後方に消え去る。
 
 その小型船に揺さぶられながら、私の頭に、ある考えがよぎった。
 最近の私の写真は、分かってもらおうと、し過ぎているのではないか。写真家が、世界を見る思考は、そもそも普遍的な人々の思考とは違う筈だ。違うからこそ、写真家が存在する理由がある筈なのに、分かってもらおうとして、普遍的な人々が世界を見るように写真家が見たのでは、自己否定への道だ。忘れかけていた自分自身の道に帰ろう。

 分かってもらいたいという欲求を内在させている不安は、以前から抱えていた。キャノンギャラリーの写真展に落選したのは、分かりやすさを求め過ぎた結果だったのかも知れない。
 暗中模索の66歳。どこまで続く暗闇か。本当に、これから先、光りはあるのか。


posted by jin at 10:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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