2008年06月21日

インド旅行写真52枚 一挙大公開

 カミさんの退職祝賀インド大旅行の写真を一挙公開
 52枚あります。全ての写真は、リコーカプリオR5で撮影。
 途中で飽きたら、すみません。

 コルカタでカミさんと合流して、寝台列車でバラナシへ。
 バラナシでは一週間余、呑気な時間を過ごし、再び、寝台列車でアグラへ。
 アグラは、3日間で、夜行特急でニューデリーへ。
 そう、ま、言ってみればお決まりのインド旅行コースをお楽しみ下さい。

 では、始まり始まり。

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 コルカタの空港から市街地へ向かうタクシーの中から撮影。インドでは、サイドミラーがないのは当たり前。あっても、恐らくすぐに接触でもぎ取られてしまうからだろう。

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 コルカタには一泊しただけ。バラナシ行きの寝台特急のチケットを買おうとしたが、エアコン付きの車両は、満席。セカンドクラスのウイズアウト エアコンだ。

 エアコンなくても問題ないと、出発する直前まで気にしていなかったのだが、列車が出発するプラットホームへ行って、ちょっと焦った。セカンドクラスというのは、夜、寝台を使うまではフリー座席になっているようで、私たちの席には荷物を抱えた人々が折り重なるように座っている。カミさんは、パニック状態。

 ともかくチケットの席に座っている人々をぎゅうぎゅうに脇に詰めて、強引に席を確保した。カミさんを座らせておいて、私は、もう一度プラットホームへ降りて、ファーストクラスの車掌を捜す。ようやく見つけ出して、ファーストクラスに空きはないかと交渉すると、車掌は落ち着き払って「お前の持っているチケットを見せろ」と、言う。ゆっくりと私のチケットを眺めていて、何も言わずに何やらメモを渡した。

 ファーストクラスのコーチと座席番号が書いてある。「よっしゃ」と、そのメモを引ったくるようにして受け取ると、セカンドクラスの席に座っているカミさんのところへとって返した。
 カミさんは、押し寄せてくるインド人に追い込まれて、窓際に貼り付くようにして、リックサックを膝の上に置いたまま青い顔をしていた。
 「おい、ファーストクラスへ移動するぞ」「え、チケット取れたん。どうなるかと思った」と、ほっとしている。

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 そんな訳で、危機一髪。ファーストクラスのエアコン付きで、快適な寝台列車の朝を迎えた。「えーチャイ、えーチャイ」と、チャイ売りがやって来る。おめざのチャイだ。
 窓の外は、麦秋。どこまでも続く麦畑が収穫の時期を迎えていた。

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 カミさんは、何やら日記風のメモを書いている。どこまでも続く黄金色の麦畑にいたく感動の様子だ。「お父さんやお母さんに、この風景を見せてやりたいね」などと、言っている。夕べのパニックから逃れてからは、急に余裕が出来てきたようだ。

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 朝食に、果物を。ブドウとパパイヤ、それにサモサとチャイ。

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 ファーストクラスのトイレ。





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 バラナシに到着して、コルカタから電話で予約しておいたアルカホテルのピックアップを受ける。オートリキシャで約15分、ガンジス川沿いのホテルへ。バラナシでも交通事情は同じ。車間距離5センチ、「あ、ぶつかった」と思うような際際を交わしていくのが、得意げだ。
 もちろん、サイドミラーは外側には無くて、内側でヒゲを整えるのに活用されている。

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 カミさんはホテルに着くなり、ガイドブックを見ながらどこへやら電話している。バラナシに知り合いでもいるのかな。「ね、出かける準備して。今から10分後にシルク屋さんが迎えに来るて」「おい、おい、今着いたばかりだぜ」そんなボヤキは聞く耳持たず。今日、注文しなければバラナシに居る間にシルクのスーツが出来ないかも知れないと、焦っている。
 シルク屋は、しっかり10分後に、アルカホテルのフロントに飛び込んで来た。
 それから、大騒動して約2時間。ようやく布地を選び、スーツのデザインを選び、仕立て屋さんが寸法を測りにやってきた。上着とスカートは、別々の仕立て屋さんだ。
 スカートの仕立て屋さん、カミさんのウエストの寸法を測っては首を傾げて、計り直している。こんな寸法の人間が世の中に存在するのが不思議というような顔だ。
 奧の方で、呆れ顔のシルク屋の息子の顔も見て下さい。

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 翌朝、5時30分。予約していたボートの船頭さんがホテルに迎えに来てくれて、日の出前のガンジス川へ。朝の冷気と厳粛なる雰囲気が、インドに居ると強く思わせる。少し明るくなると、何隻ものボートが川面に浮かんでいるのが見えてきた。ボートはほとんど手こぎだ。静かにボートが行き交う。

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 対岸から微かに太陽が顔を出した。ヒンドゥ教徒ではないが、何やら神妙な気持ちになって、ボートまで売りに来た花と灯りをカンガ(インドの人々は、親しみを込めてガンジス川をガンガと愛称で呼ぶ)へ捧げるカミさん。

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 私たちが乗っているボートのすぐ脇を動物の死骸が流れていく。牛のようだ。

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 太陽が昇って、ガートは一層賑やかになった。人々は、思い思いのやり方で聖なる川ガンガへ祈りを捧げる。

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 ガンジス川のガートには、動物が人間と同じように集まってくる。聖なる動物である牛はもちろんだが、山羊、猿、犬。餌の取り合いをして、派手な立ち回りを演じることもあるが、概ね呑気そうに日陰で寝ころんで眠っている。

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 私たちが止まったアルカホテルのテラス。朝と夜は、このテラスのテーブルでガンガを眺めながらベジタリアンの食事。この写真を撮影したのは、日中なので、テラスには誰も出ていない。






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 メインロードから曲がりくねった露地を抜けて抜けて、ようやくアルカホテルに到着するのだが、その露地の脇のレストランのコックさん。

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 ホテル入り口前のヒンドゥの祠で、子どものお祭りをしていた。集まっていた子どもたちにカメラを向けると、吾先にカメラの前に集まってくる。

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 ガンガ近くの郵便局へ絵はがきを出しに行った。窓口の奧の方に、埃を被った書類が山積になっていて、カミさんが出した絵はがきを受け取るとその上にポンと置いた。「こりゃ、日本で配達になるのは、2世紀ほど後になると思うよ」と、言ってしまいそうな郵便局だった。
 この時出した絵はがきは、およそ10日間後に日本で配達されていました。
 念のため。

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 どこへ行くのにも、オートリキシャ。横から前から、バイクも車も突っ込んでくる。

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 バラナシからアグラへ行く寝台列車のチケットを買うために、駅へ行く時に乗ったオートリキシャは、ちょっと行ってはすぐにエンジンの冷却水が詰まって、パイプを外して付ける作業を繰り返しながら、何とか駅まで辿り着いた。
 
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 バラナシ駅のチケット売り場に吊り下げられていたカレンダー。縦の行なのに、驚いた。
 考えたら、こんなのもあって不思議じゃないが、日本では見たことがない。日本人が均一化されているという現実が、こんなところにも表れているのか。

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 駅からの帰りに乗せてもらったリキシャドライバーの若者。笑顔が清々しかった。途中で、水を飲みたいと一休みした時。

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 毎日、ガートを訪ねた。その時ごとにドラマがあり、人々の真摯な祈りに目を奪われる。






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 スクールリヤカーで下校する子供たち。

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 昼下がり、微塵の警戒心も見せず昼寝する犬たち。確かに、動物たちに構う人間は見かけなかった。共生共存を絵に描いたような世界だ。

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 ある早朝、リキシャでヒンドゥのお寺巡りに出かけた。街は、まだ店が活動する前。道ばたで、男たちは新聞を読みふけっている。インド人の男は、新聞を良く読む。時事、政治を話題にするのが好きだ。

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 お寺の名前を忘れたが、バラナシでは有名なヒンドゥ寺院の一角。お参りにきた人々が捧げる線香の煙と花が絶えない。本当は撮影禁止だったようで、後で注意された。

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 カミさんは、シルク屋だけでは飽きたらず、今度はパンジャビだと、露地の奧の店で試着を繰り返す。店の若旦那は呆れて、携帯電話で誰かと話しを始めた。
 私も呆れて、店の奥のマットの上で横になっていたら、日本人の若いカップルが顔を覗かせた。「どうぞ、見るだけでも構いませんよ」と言ってやったら、「日本語がお上手ですね」と、驚いて帰った。

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 買い物もした。お寺も巡った。ガートも毎日行く。たまにはホテルの部屋で、ゆっくり日記を付けたり、読書をしたり。

 この部屋は、アルカホテルの中では最上級の部屋。「ベリービッグルーム、ウイズエアコン、オブコース ユーキャンユース ホットシャワー、アンド ウイズ ビッグバルコニー、アンド ウイズ ワンピクチャー、どうだ」と、フロントのオッサンが薦めてくれた部屋だ。二人で950ルピー(2850円)

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 ガートへ行くと、男の子がアイスを舐めていた。

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 少年が、磁石に紐を付けて、ガンガへ投げ込んでは引っ張り上げている。
 「何しているんだ」と聞くと、面倒くさそうに「コイン、コイン」と言って場所を移動した。


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 生まれて間もない赤ん坊が、母親とその両親らしき二人から、清めの儀式を受けていた。日本で言うお宮参りみたいな儀式なのだろう。ガンガの聖水で溶かした泥絵の具で化粧をし、何度もガンガの聖水を頭に垂らされる。一連の儀式が終わると最後に頭からずぼっと、ガンジス川に浸けられた。それまでは呑気そうに眠っていた赤ん坊が、驚いて大声で泣き始める。
 そんな、人生のドラマがバラナシのガートのあちこちで展開されている。

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 遠くの地方から聖地バラナシを訪ねてきたと思われる団体は、ボートに乗ってガンガの中洲へ渡る。中洲で静かにガンガへ祈りを捧げ、聖水をビンに入れて地元へのお土産にするのだ。

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 ガートでは、祈りを捧げる者はもちろんだが、洗濯する者、体を洗う者。思い思いのスタイルでガンガと親しむ。全てを許し、全てを受け入れる。それがガンガ。


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 ガートからメインロードを通ってホテルへ帰る。アスファルトの道路は、あまりの暑さに溶けて轍の跡はもちろん、人々の生活の一端を溶かし込んでしまっている。

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 アルカホテルのベランダで猿が二匹、隙あらば何かくすねてやろうと、待ち構えている。


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 バラナシ最後の日、駅へ向かうオートリキシャに見知らぬ男が乗りこんできた。着ている服から判断するに警察官らしい。何か、あったのかと身構えたが、我々には頓着なし。ドライバーとえらく親しげに笑顔で何やら話している。駅へ行く途中のカーブでスピードが遅くなった時、ひょいと降りてすたすたとどこかへ消えた。
 どうも、警察官は、客が乗っているオートリキシャに、ただ乗りすることが許されているようだ。


 さて、次は、アグラ。

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 35年前、私が初めてインドを訪ねた時にアグラで泊まったアグラホテルが印象的で、今回の旅で機会があれば、もう一度アグラホテルに泊まりたいと願っていた。
 駅で話しかけてきたオートリキシャのドライバーに聞くと、アグラホテルは今もあるが止めた方が良いと言う。それでも、ともかくアグラホテルへ行ってくれと、強引に訪ねた。

 35年前とまったく同じ様子で、アグラホテルはあった。まったく同じで存在していることに驚いた。35年前は、私が泊まった何処のホテルよりも高級ホテルで、三食とモーニングティ、アフタヌーンティが付いて確か32US$だったように覚えている。
 ほとんど手入れもされず35年経ったホテルは荒れていた。二人で400ルピー(1200円)は安いが、ちょっと躊躇がある。

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 トイレもまったく35年前のとおりだった。結局、食事が出来ないと言われて、泊まるのを諦めた。





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 オートリキシャのドライバーの勧めで泊まったツーリストバンガローでの朝食。

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 アグラは、観光地巡り。夕方、ツーリストバンガローへ帰ろうとして、アグラ城の前へ出ると象が人を乗せて歩いて来た。動物園で見る象は、そう珍しくはないが、道路を人を乗せて歩いてくると感動ものだ。近くで見ると、でかいぞう。

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 アグラからニューデリーへ向かう特急列車で出た弁当。料金の中に組み込まれていて、ファーストクラスの全ての乗客に提供される。ベジタリアンかノンベジタリアンかを問われる。私とカミさんは、ベジタリアン弁当を食べた。

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 インド旅行も残すところニューデリーの2日間。ホテルのシャワールームで、毎夕の日課だった洗濯をするカミさん。もちろん、私は私の洗濯を自分でする。
 毎日の洗濯のお陰で、およそ3週間のインド旅行を小さなリックサック一つで過ごすことができたのだ。

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 ニューデリーで泊まったYMCA(治安は良い宿泊施設だが、水は最悪だった。塩味がして、鉄分の匂いがする。おまけにここのホテルだけで下痢)の近くにあったコーヒーハウス。セルフサービスのコーヒーハウスで、軽食もあり、昼食はここで済ますことができた。閑のある高齢者のサロンのようになっていて、昔の職場の同僚らしき数人が集まってあちこちのテーブルで談笑していた。
 心地よい空間だった。

 私の住む宮崎にも、こんな開放的なサロンがあると良いのにと、思った。

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 ニューデリーも観光地巡り。どこのモスクか忘れたが、総大理石のモスク。数世紀にわたって人々が祈りを捧げた痕跡として、大理石が凹んでいるのが分かる。

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 市内バスの窓に見えた子どもの目が印象的だった。彼は、このインドでどんな人生を送るのだろうか。

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 インド旅行最後の日。インド独立の父と言われるマハトマ・ガンディーの墓を訪ねた。特にガンディーの思想を深く理解している訳ではないが、非暴力を貫いたガンディーには親しみを感じていたからだ。没後60年にもなるのに、多くの人びとが行列を作り、墓の前で跪いて祈りを捧げていた。

 プライベイトなインドの旅に長い時間お付き合い下さり、ありがとうございました。
 終わり。




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2008年05月19日

第9回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」

 ご案内が遅くなりました。
 いよいよ、第9回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」が開催されます。

 会期:5月21日(水)〜6月1日(日) 5月26日(月)は休館
 会場:宮崎県立美術館 県民ギャラリー2
 写真展入場料:500円(高校生以下無料)

 今回の招待写真家は、橋口譲二さん(東京)とRio・Helmiさん(インドネシア・バリ島)のお二人です。

 写真展は、
 Rio・Helmiさんの「魂のバリ島」(26点 モノクロ・カラー)
 橋口譲二さんの「視線」(61点 モノクロ)
        「17歳 2001〜2006」(12点 カラー 110センチ×180センチの大パネル 橋口さんの最新作)
を展示します。

 第9回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」のチラシ
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 Rio・Helmiさんの「魂のバリ島」は、バリ島在住の彼が、ライフワークとして撮影を続けているバリ島の伝統行事や祭り、民俗行事のベストショット26点を展示。見事なカメラワークの中に、バリ島の根幹に息づく「民族の魂」が迫ります。

 橋口譲二さんの「視線」は、彼が写真家として認められた最初の作品。橋口さんは、1980年代始め、東京都新宿の歌舞伎町に集まってくる若者たちと真っ正面から向かい合い、写真を通して、彼らの声なき声を聞き取ろうとした。

 橋口譲二さんの「17歳 2001〜2006」は、今年4月に写真集が発刊されたばかりの最新作。「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」のために、12枚の大パネルを作成。

 橋口さんが写真家として認められた初期の作品と最新作を同時に展示することで、一人の写真家が辿る精神の軌跡を見ることができるのではないかと、期待されている。

 講演会:5月30日(金)午後7時開場 7時30分開演9時30分終演
 会 場:宮崎県立芸術劇場 イベントホール
 入場料:1500円
 第1部:Rio・Helmiさんの挨拶
     スライド上映 Rio・Helmi「魂のバリ島」
     音楽演奏「日向ぼっこ」 米良奈甫子・塩屋龍也
 第2部:スチールムービー「今を生きる人を知る旅」
     朗読 平田暁子さん
     講演 橋口譲二さん

イベント:橋口譲二のワークショップ (20人定員・先着順)
    「写真に写しこまれた感情を共通言語にして対話を重ねる」

参加費:3000円(高校生以下1500円)

 橋口さんは、誰でも使える表現の道具としてカメラを使い、インド、ドイツ、ベトナムなど様々な場所で少年少女を対象にしたワークショップを試みてきました。
 言語、価値観、文化の異なる人々と写真を通じて対話を積み重ね、無意識に写しこまれた一人一人が持つオリジナルな感性や社会観を探す手伝いをし、確認をすることを目指すワークショップです。
 写真を上手に撮るためのワークショップではありませんので、写真を撮った経験がなくても、どなたでも参加できます。

 参加申込み先:「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」実行委員会
        事務局 photograph芥川仁事務所  電話0985-31-6191
        取りあえず、電話をいただければ詳しい内容をお伝え致します。

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2008年02月08日

Bali島の写真一挙公開

 2月初旬、数日でしたがBali島へ行った。
 「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」の次回(開催は、08年5月21日〜6月1日)の招待写真家Rio・Helmiさんに会うためだ。

 Rio・Helmiさんは、Bali島在住の写真家。Baliとジャカルタとを月の半分ずつで仕事をしている。写真はとてもフォトジェニックで、光と影の使い方や画面構成は巧み。しかし、それ故に少々ドキュメントに求められるリアリティに欠ける面もあると感じた。

 ともかくは、第9回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」で、Rio・Helmiさんの写真の美しさを堪能していただきたい。ちなみに日本人写真家は、橋口譲二さん、代表作とも言える「視線」を出品していただくことになっている。
 次回の「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」も期待に応えられる内容となること請け合いだ。

 さて、今日は、Rio・Helmiさんとの交渉の後、2日間余BaliのUBUDで撮影したプライベイトな内容も含む写真を見ていただきたい。

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Rio・HelmiさんのVillaの中庭 最初の夜は、この庭を望む客用の豪華な一室に泊めてもらった。泳いでいるのは、Rio・Helmiさん。


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私が泊めてもらった客用Villaのトイレ 自然と一体になりながら快適さを維持する工夫が心地良かった。この手前は、浴室と洗面所で広さ10畳ほどの部屋になっている。


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翌日宿泊したホテルのフロントから部屋へ行く途中のゲート。このホテルは元王宮だったと、案内のワヤンさんが教えてくれた。


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宿泊したホテル PURI SARASWATI UBUD の朝食

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Baliを訪ねた日からちょうどガルガン・エンクニガンという祭り。街のあちこちで祭りの飾りターミヤン・コーラムを見かけた。ホテルのプール入り口に吊してあったもの。





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ついこの間まで日本でも正月に見かけたしめ縄のように、車やバイクにもターミヤン・コーラムを飾っている。







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家の入口にも、祭りの飾りがある。この飾りの名前を聞くのを忘れてしまった。

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露地には祭りの飾りが並んでいる。日本でいうしめ縄みたいな意味なのかも知れない。

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昼食は、ご存じナシゴレン(焼き飯)だ。





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街を車で走っている時、お寺の境内で偶然に葬式に出会った。案内のワヤンさんが、相当大きな葬式なので、お金持ちの方が亡くなったのだろうと言う。近くで遺体を焼く炎を見つめている3人の若者に「写真を撮らせてもらっても良いのだろうか」と聞くと、その中の一人が「あれは自分の父親。写真を撮るのは、どうぞ」と、言ってくれた。少々遠慮しながら、2枚ほど撮影。


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境内のすぐ近くでは親戚や知人たちなのだろうか、沢山の花かごを持って来て祭壇に供えている。その前で、小さな椅子を形どった神輿のようなものがあって、ここに亡くなった人の霊が座るのだと言う。この神輿にも花を供える人々が次々とやってくる。


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近くの別の大きな寺院プーラ・ダラム・テンプルで、祭りの祈りをする人々。指先に花びらを挟んでいる。ヒンドゥの祭りでは、花が重要な役割をしている。



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祈りをする人々を清める司祭役の男。聖水を棒に浸し、滴を振りかけて清める。この後、聖水を手に受け、口に含み、頭に付ける。




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祈りの順番を待つ人が持っていた祈りのための花かごブンガ・ソンバルヤン。花は、自宅の庭から摘んでくるそうだ。聖水を入れるビン、線香なども入っている。



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祈りの最後で、司祭から米粒を貰い、額に付け、胸に付け、最後に食べる。正式には、3粒と決まっているそうだが、数については、あまり頓着している様子はなかった。





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UBUDから車で小一時間走った山中にあるタンパクシーリング村のデルタンベール寺で、祈りの前に沐浴をする人々。湧き水を引いた大きなプールがあり、その中で人々がごちゃまぜになって沐浴していた。インドで見た沐浴の光景を思い出した。


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UBUDの街の露地を少し入り込むと、このような田園風景が広がっていた。小さな棚田が重なり水路がうねって続く風景は、懐かしい日本の風景だ。UBUDは、街と田舎が背中合わせだ。


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棚田から街へ続く小径を歩いていると、人々の歓声が聞こえてきた。その声の方へ行くと、寺の境内で青年たちがバレーボールに興じていた。近くには、まだ仲間に入れてもらえない小さな男の子たちが遊んでいる。ここには、地域共同体が色濃くある。

たった3泊4日のBaliは、自然の豊かさと神々の存在、人々の大らかさを知る良い旅だった。最近、日本が失った大切なものとは、こんな何げないものなのかも知れない。




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2007年11月25日

第8回 「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」

 11月27日(火)から12月2日(日)まで、いよいよ
 第8回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」が開催されます。

 ●今回のテーマは、「水俣を見た7人の写真家たち」
 最近、再び大きな社会問題としてニュースで取り上げられている水俣病事件について、真っ正面から取り組みます。
 写真で綴る水俣病事件史でもある、今回の写真展をぜひご覧下さい。

 1) 写真展は、宮崎県立美術館 県民ギャラリー2
   入場料 500円(高校生以下無料)

 2)講演会は、宮崎芸術劇場 イベントホール
   11月29日(木)午後7時開場 7時30分開演 9時30分終了
   写真展の作品をスライド映写しながら、そのイメージに合わせて作曲した曲を音楽グループ「日向ぼっこ」が生演奏
   講師・宮澤信雄さん(水俣病事件研究者)
   アイリーン・スミスさん(環境ジャーナリスト・写真集「MINAMATA」を故ユージン・スミス氏と共同制作)

 3)この他に、12月1日(土)午前10時から「あなたの傑作写真コンテスト」があります。作品は、当日午前中に搬入して下さい。
   審査・コメントは、アイリーン・スミスさん
   既発表作品でも可 作品の大きさも不問 但し、プリントに限ります。
   応募料は、一点に付500円

   ドキュメントフォト賞・アイリーン・スミス賞・宮崎カメラ賞などの他佳作2点
 豪華(?)賞品が付きます。

 4)宮崎県立図書館 2階フロアーでは、宮崎県高文連写真部会選抜写真展を開催



写真展「水俣を見た7人の写真家たち」の展示作品から、3点だけ掲載します。

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©桑原史成

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©塩田武史

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©ユージン・スミス

 ●11月30日(金)午後7時からは、アイリーン・スミスさんの歓迎パーティ

 会場は、ノアドココ(宮崎市のホテルメリージュ1階)
 参加費・3500円(中華料理・飲み物代は別)
 どなたでも参加できます。下記実行委員会事務局へご連絡下さい。
 事務局:0985-31-6191 Email:info@akutagawa-jin.com

 

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2007年06月28日

青島番外編

 今日の午後遅く、リコーCaplio R5を持って、青島へ行きました。
 青島対岸の植物園の護岸を歩いていると、あまりにも、光りが美しかったので2枚撮影。ここにアップします。

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2007年06月17日

事務所ギャラリーの写真を入れ替え


 ニューヨークのGALLERY JUNO に預けてあった作品が、返ってきた。
 そこで、事務所のギャラリー(と言えるほどではないが)スペースの展示を入れ替えたので、お知らせ致します。現在の展示は、「四十六億年の囁き」から4点。
 父の日の美味しいCOFFEEもあるし、どうぞ。

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2007年05月02日

写真展「水俣を見た7人の写真家たち」

 先日、予告しましたように写真展「水俣を見た7人の写真家たち」が始まりました。

 会場:水俣市立水俣病資料館
    水俣市明神53
    TEL.0966−62−2621
 会期:4月30日(月)〜9月30日(日)月曜休館
 入場無料
 出品点数 合計85点
 出品写真家:桑原史成 塩田武史 宮本茂美 ユージン&アイリーン・スミス
       小柴一良 田中史子 芥川仁


 飾り付けに没頭する桑原史成さん

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 飾り付けの合間で、アイリーン・スミスさん

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 写真展初日の4月30日には、会場で7人の写真家が集合してシンポジウムが開催された。水俣病の公式確認から51年目に開催される7人合同写真展を開く心情を短歌に表して披露する桑原史成さん

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 ぜひ見に来て下さい。

 写真展と同じ内容の写真集も発行されました。定価2000円(税込み)
 販売は、図書出版弦書房
     福岡市中央区大名2-2-43-301 TEL.092-726-9885


 
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2007年04月28日

写真展「水俣を見た7人の写真家たち」

 写真展「水俣を見た7人の写真家たち」が開催されます。

 会場;水俣市立水俣病資料館
 会期:2007年4月30日(月・振替休日)〜9月30日(日)
 入場無料
 出品写真家:桑原史成 塩田武史 宮本茂美 ユージン&アイリーン・スミス
       小柴一良 田中史子 芥川仁
 お問い合わせ先は、水俣市立水俣病資料館 TEL.0966−62−2621

 この写真展に合わせて、写真集「水俣を見た7人の写真家たち」が出版されました。販売元は、図書出版 弦書房 福岡市中央区大名2−2−43−301
       TEL.092−726−9885       2000円

  4月30日(月・振替休日)には、午後1時から記念シンポジウムが開催されます。会場は、水俣病資料館の隣にある 熊本県環境センターホール

 どうぞご来場下さい。
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2007年03月11日

「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」講演会

 第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」講演会が開催された。
 会場の宮崎キネマ館は、普段は独立プロ系の映画を上映する宮崎では貴重な映画館。キネマ1とキネマ2の二つの上映室のうち、キネマ1を借り切っての開催だ。
 第一部は、毎回馴染みになった「日向ぼっこ」の米良奈甫子さんと塩屋龍也さんのデュオで、スライド「人間万歳」を映写しながらの生演奏。写真の印象が違って見えてくるから、音楽の力はすごい。
 第二部では、田沼武能氏の講演。写真家になった経緯や写真家修業時代のエピソードなど、私も初めて聞く写真家田沼武能の若き時代だ。その後は、スライド「人間万歳」を上映しながら、撮影時のエピソードを披露。最後は、地球上には様々な環境で生きている人びとがいるが、「人間とはいいものだ」と思えるのは平和が維持されているからこそだと思う、内線も含めて戦争のない社会を作り上げていかなければならないと話された。

ドキュ講演会 2


 テレビの取材もあり、慌ただしい宮崎の一日だったが、その合間に写真展会場を撮影する田沼武能さん。

ドキュ田沼氏

写真展は、3月18日(日)まで。
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「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」オープニングパーティ


 招待写真家田沼武能氏を迎えて、第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」オープニングパーティが開かれた。

歓迎会 1

 忙しい日程を割いて宮崎まで来ていただいた田沼さんは、冒頭、現在JPSが主体となって進めている「日本写真保存センター」設立の意義を訴え、会場に集まった宮崎県民40人余に「ワンコイン募金」の協力を求めた。
 ほとんどが初めて聞く「日本写真保存センター」設立の意義だったために、後で「一体あの保存センターというのは、何をするのか」と数人から聞かれたが、このように少しでも関心をもってくれる人びとが全国に居てくれることは心強い。

 後は、何のセレモニーもない。作品を前にしてワインを傾け、目の前に居る作者に質問をしたり、自分を売り込んだり、親しい友人と話し込んだり、それぞれの時間を楽しんでくれたようだ。さっそく今回の図録に田沼さんのサインを求める実行委員会代表の塩田さん。その後は、次々とサインを求める参加者の列が出来た。

歓迎会 2

 料理が少なかったと、不満があったようだが、すみません。料理を頼んだレストランには、充分の量をお願いしたのだが、残されるといやだからとセーブしてくれたようなのです。
 最後は、全ての片付けが終わってから、例によって永友啓一郎さんのカメラで記念撮影。

歓迎会 3

 田沼武能写真展「人間万歳」は、3月18日(日)午後8時まで開催しています。
 どうぞ、宮崎市橘通西3丁目バス停前の会場までおいで下さい。

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2007年03月08日

人通りはあるが、入場者は今一つ

 第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」の写真展が始まって、4日間が過ぎた。宮崎市メインストリートにある会場なので、前を行き来する人は多い。ましてや、バス停の真ん前なので、バスを待つ人びとはいつも数人いる。
 しかし、写真展会場に入ろうとする人は、少ない。通りすがりの人は、写真展を観る気持ちの余裕など無さそうである。自分のことを振り返ってみても、どこかへ行こうとしている時、何か催し物があっても覗いてみようとは思わないですね。
 なかなか難しいものです。

 8日(木)の午後8時から、招待写真家田沼武能氏を歓迎するオープニングパーティを開催します。

 9日(金)は、宮崎キネマ館で午後7時30分から、講演会を開催致します。
 第一部 「日向ぼっこ」の音楽演奏とスライド「人間万歳」上映
 第二部 写真家田沼武能氏の講演
 入場料 1500円 

 11日(日)午前11時から写真教室を開催します。講師は、外山博憲氏。
 参加費 実費1500円       お待ちしています。

 通勤の人びとが帰宅する夕方の写真展会場前の雰囲気をお伝えします。
ドキュ会場夕景

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2007年03月04日

第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」開催

 いよいよ今日から、第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」が始まった。

飾り付けが終わって、一休み

 飾り付けがほとんど終わって、一休み。誰かが写真の後からピース。

:

 皆が一休みしている時も、照明の手直しをする永友啓一郎さん。


田沼武能写真展「人間万歳」
県内高校選抜写真展
写真展期間:2007年3月4日(日)〜3月18日(日)休館なし
写真展会場:プロショップHIDAKA店舗跡会場
      宮崎市西橘通り3丁目(橘通り3丁目バス停前)
      入場料・500円(高校生以下無料)
講演会  :3月9日(金)午後7時開場 7時30分開演
      第一部 音楽グループ「日向ぼっこ」演奏とスライド上映
      第二部 田沼武能氏講演
講演会会場:宮崎キネマ館 宮崎市橘通東3丁目アゲインビル2階
      入場料:1500円(高校生以下無料)

 昨日は、丸一日がかりで、田沼武能写真展「人間万歳」の飾り付けをした。二階会場では、県内高校写真部選抜写真展の飾り付けも同時進行で行われた。宮崎市の繁華街ど真ん中、プロショップHIKADAという高級時計店が新店舗に移転した後をお借りして特設ギャラリーに作った。
 多くの方々の協力のお陰で、良い写真展会場ができた。
 会場の様子は、改めてお伝え致しますが、今朝は、昨日の搬入の様子を写真でお伝え致します。但し、一番忙しい時は、私が写真を撮る余裕がなく、一段落付いた後の様子です。呑気そうに見えるかも知れませんが、本当は必死で飾り付けを終えた後なのです。

 逐次、第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」をご報告しようと思い立ち、一昨日、リコーCapli R5を購入し、始めて撮影しました。書き込みは早いし、タイムラグは、0.1秒。なかなかの優れものでした。
 しかし、カメラ後のディスプレイを見ながら撮影するのはなかなか難しく、相当ブレもあり(ブレ防止機能はオンになっているのに)、まだまだ使いこなせません。

飾り付け終えて、記念撮影

 搬入を手伝ってくれた実行委員と写真仲間の皆さん


東島

 カメラを向けると得意のポーズをとる東島好宏さん。

女性3人

 我が実行委員会を支える美女3人。

どうぞ、第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」の写真展、講演会においで下さい。お待ちしています。
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2007年01月30日

第7回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」

 
「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」実行委員会が昨夜開催され、先に公式サイトに掲載いたしました内容から変更がありましたので、下記に改めて全容をお知らせ致します。
 尚、公式サイト(このブログの右上のURL)の Newsに掲載していました内容も訂正いたしました。

 開催趣旨: 優れたドキュメンタリー写真を市民の手で観賞することによって、写真の持つ表現の多様性を学ぶとともに、招待写真家の人柄に触れ交流を深めることで、写真のテーマとなっている現代社会の課題について学ぶ機会とします。写真による文化活動を通じて市民の交流を深めるとともに、写真文化の向上を目的とします。

呼 び か け 人 :田沼武能 東松照明 英伸三 森山大道
招 待 写 真家 :田沼武能(たぬま たけよし)氏

1)写  真  展:田沼武能写真展「人間万歳」
        2007年3月4日(日)〜3月18日(日)
        午前11時 開場〜入場 午後8時まで
    会 場:プロショップHIDAK跡写真展会場・宮崎市橘通り西3丁目
       (橘通り西3丁目バス停前)
    入場料:500円(高校生以下無料)

2)講  演  会:2007年3月9日(金)午後7時30分〜9時
    講 師:田沼武能氏
    演 奏:日向ぼっこ(米良奈甫子・塩屋龍也)
    会 場:宮崎キネマ館(アゲインビル2階・TEL.0985-28-1162)
    入場料:一般 1500円(高校生以下無料)

3)イベントー1 :2007年3月11日(日)午前11時から午後4時まで
     内 容:市民(小中学生を含む)を対象とした写真教室

4)イベントー2 :2007年3月4日(日)〜3月18日(日)
      内 容:宮崎県内高校写真部選抜写真展
      会 場:プロショップHIDAK跡写真展会場2F
         (橘通り西3丁目バス停前)

協   賛:(株)日高本店 (株)宮崎カメラ よしみカメラ その他

後   援:宮崎県教育委員会 宮崎市教育委員会 宮崎日日新聞社 西日本新聞社 朝日新聞社 毎日新聞宮崎支局 読売新聞西部本社 夕刊デイリー新聞社 NHK宮崎放送局 MRT宮崎放送  UMKテレビ宮崎

助      成:宮崎市
主      催:「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」実行委員会(市民24人で構成)      ※2005年度日本写真協会賞「文化振興賞」受賞

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2007年01月09日

ウェブサイトに新しい写真を掲載


 公式ウェブサイト(右上のURLからどうぞ)に本日、新しい写真シリーズを3本掲載いたしました。ぜひ、ご覧下さい。

 「山羊の祈り」は、沖縄県石垣島白保で行われる豊年祭りの頃を取材したもの。
 「バングラデシュ」は、飲料水として使っている地下水が、砒素に汚染されている村の暮らしを水を主題に取材したもの。
 「パリ」は、写真展を開催している際に滞在したパリの人びとを撮影したもの。
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2006年06月12日

山形県朝日町の棚田

 6月1日のブログにも書きましたが、季刊新聞のために撮影した山形県朝日町の棚田で田植えをしていた農家の写真を見て頂きます。家族総出で田植えをする農家を見ていると、活き活きとしていて足元の幸せとはこんな感じなのかも知れないと思います。

HP リトルヘブン-7 .jpg


HP リトルヘブン-4 .jpg
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2006年06月04日

県警本部前庭のヤマボウシ

 事務所から楠並木通りを隔てた向かいに宮崎県警本部がある。そこの前庭にかなり大きなヤマボウシの木が一本植わっている。昨日の夕暮れ、気分転換にカメラを持って事務所の周りを散歩した。薄暗くなった県警本部の真ん前に、何やら白く輝く浮遊物を多数発見。ヤマボウシの花だった。ちょっと盛りを過ぎていたが、気品ある美しさは失われていない。
 と、しかし、気になって調べたら白い花弁と思ったものは花ではなかった。4枚の花弁のように見えるのは総苞であり、その中心に多数の花がつく。花弁は4枚、雄しべは4本である。と言うことだ。県警本部前庭の植樹に、どんな経緯があってヤマボウシを選定したのか分からないが、乙な選択である。そもそも警察に良い印象は持っていないが、この選択は素直に評価したい。
 ご近所だから仲良くしたいと思っているが、どうも相手がそうは思ってくれていないようで、サンダル履きでぷらっと遊びにでも行こうものなら、厳つい顔をした制服のお兄さんが「何か用ですか」と、寄ってくる。気ままにさせてほしいのだが、許されない雰囲気だ。敷居が高いのである。

HP 羸庵日記 060603-1 .jpg

 ヤマボウシを一枚だけ撮影して、空を見上げたら半月がちょうど県警本部の建物の陰から出てきたところだった。

HP 羸庵日記 060603-2 .jpg

 この写真のシャッターを押した瞬間に、ファインダーの中を何かが横切った。鳥だ。かなり大きな鳥だが、名前は分からない。特に珍しい鳥ではないと思います。

HP 羸庵日記060603-3A .jpg

 昨日は、一日中、溜まっていた名刺の整理をしていた。脳が痺れた。
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2006年05月05日

綾の照葉樹林を歩く

 5月3日は、私の写真仲間と綾の照葉樹林を歩いた。
 写真を一挙に7枚、見て下さい。照葉樹林は、今の季節(4月初旬から5月中旬まで)が最も美しい。

HP 綾-1 .jpg

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2006年03月06日

土曜日と日曜日の朝-2

 土曜日の朝(3)は、テレビコマーシャルの撮影現場を通り抜け、県庁前の楠並木を歩いていると、楠を照らし出す朝日の輝きが美しく見えた。  日曜日の朝(1)は、自宅を出てエレベーターに乗ろうとした時、いつもは気にならない中庭から入ってくる光が目に付いた。



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2006年03月03日

MANILA一気に公開(1)

 年が明けて(今頃何を言ってると、お叱りの声が聞こえてくるようだが、私の実感)、ともかく心の余裕がなかった。年始めのコラムでもお伝えしていたように、第6回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」が1月31日に開幕し2月12日に終わった。今回の招待写真家は、森山大道さんとフィリピンのMr. Sidさん。
 やはり森山大道さんの作品をお預かりするとなると気を使った。当初は、森山さんに配慮をしていただいて、宮崎のために新たにプリントを作ってくれることになった。幅1メートル、長さ1,5メートルのプリントである。それも最新作の「ブエノスアイレス」。嬉しいやら、有り難いやら、不安やら。

 それは、昨年東京新宿のepSITEで展示したパネルになっている作品を宮崎に輸送すれば多額の輸送費がかかるので、できるだけ費用を掛けさせないでやろうという森山さんの厚意だった。しかし、森山さんの作品を押しピンで留める訳にもいかず、展示の方法で悩んでいた。最終的に決めた方法は、作品よりも大きいアクリル板を仮留めした写真の上に被せて、周りを釘で留めるというものだった。しかし、ここで難問が出てきた。アクリル板の値段が高いのである。

 結局は、epSITEで展示されたパネルを宮崎に運んでもらえることになり、ひと安心。しかし、費用や手間は、ここでは名前は伏せますが、ある方に大変無理をお願いすることになった。

 いやいや、このような第6回「ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」の経緯を書くつもりではなかったのです。

 森山大道人気は、大変なものでした。私たちの勝手な、無理な、不躾な、お願いにも関わらず、森山さんは文句の一つも言わず、3日間、宮崎に来てくれました。お陰で2月1日の森山さんの講演会には、福岡、熊本、鹿児島など遠方から、又、写真家志望の若い女性まで、これまでの私たちのルートでは出会えなかった方々が来てくれました。

 この2ヶ月間で、書きたいことは山とあるけど、どれももう古い話になってしまった。ウエブサイトは、新鮮が売り。


 もう一人の招待写真家フィリピンのMr. Sidさんと打ち合わせるためにマニラへ行った時に撮影した写真をお見せします。これらの写真は、せっかく森山大道さんに来てきただくのだから、せめて森山さんが撮影している時の気持ちに近づいてみたいと思い、ノーファインダーで隠し撮りで撮影してみました。これが面白かった。自分の気持ちがどんどん、シャッターを押せば押すほど、高揚してくるのが分かった。森山さんの写真が持っているエネルギーの源はこれだなと、ちょっと分かったような気分になりました。

 ま、能書きは止めにして、写真をどうぞ。
 MANILA 一気に公開します。



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