2015年03月26日

リトルヘブン40号が公開されました。


「リトルヘブン」40号が、公開されましたのでお知らせ致します。

http://www.littleheaven.jp

 「リトルヘブン」40号は、静岡県賀茂郡松崎町石部(しずおかけん かもぐん まつざきちょう いしぶ)で取材させていただきました。

棚田の畦の草刈りをする橋靖さん。「食糧危機が来ても一粒の米でも食べられるように、棚田を作り続けるように」と、父の遺言
Web 橋靖さん 畦の草刈り 3 .jpg

 石部では、1970年過ぎに伊豆半島の海岸道路が開通したことによって、それまでの半農半漁の暮らしが、観光産業へ変化していき、200年前から耕作を続けていた棚田が見放れていきました。

棚田からは、肩を寄せ合うような石部の集落と駿河湾が見える
Web 石部集落と駿河湾 .jpg

 しかし、平成の時代になって観光客が減少することで、改めて棚田を復元し地域の活性化に繋げたいと地元の活動が始まります。

誰が植えたのか、春を告げる花、ミツマタが4、5本。
Web ミツマタの花 .jpg

96歳で独り暮らし。干していたヒジキのゴミを取る鴻野敏子さんの手。
Web 鴻野敏子さんの手 -Edit.jpg

 棚田復元の物語を中心に、取材がちょうどヒジキ収穫に重なったため、半農半漁を彷彿とさせてくれる現在の自然豊かな暮らしぶりを垣間見せていただくこともできました。日本経済の動きに翻弄された小さな集落の暮らしと、先人が築いた棚田に対する愛着など、上記のURLを開いて、石部棚田の物語をぜひご高読ください。

 次号の「リトルヘブン」41号は、北海道で取材し、2015年5月末に公開の予定です。
よろしくお願い致します。

 ご感想やご批判をお寄せください。
 私には、何が伝わっていて、何が伝わっていないのか分かりません。皆さまからのご感想、ご批判が何よりの支えです。よろしくお願い致します。


posted by jin at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月26日

「羽音に聴く」4号が公開されました

宮崎では、少しだけ春らしい日射しを感じられるようになりました。
さて、皆さまにご愛読(?)いただいてます「羽音に聴く」4号が公開されましたので、お知らせ致します。

http://www.littleheaven-bee.jp

 早春の花、梅が咲き始めた2月上旬、見渡す限り梅畑が広がる和歌山県みやべ町の養蜂家を訪ねました。越冬を終えた蜜蜂は、梅の花の蜜と花粉で元気を回復していきます。大粒で肉厚な梅干しで知られた南高梅は、原木から挿し木で増やした梅なので、自然交配では結実できず、蜜蜂の交配が必要なのです。
 つまり、蜜蜂と南高梅は、共存共栄の関係にあるわけなんです。

梅の花にすがって蜜を吸う蜜蜂の背景に梅畑に置かれた巣箱が見える
Web 37 養蜂箱近くの梅の蜜を吸う蜜蜂 .jpg

山間部の梅畑の中で内検する中村悌さん
Web 27 中村悌 養蜂箱の内見 2 .jpg

梅の花にすがって吸蜜する蜜蜂
Web 36 梅の蜜を吸う蜜蜂 1 .jpg

餌として与えた砂糖水がこぼれた水滴を口吻を出して吸う蜜蜂
Web 46 巣板の上にこぼれた餌を吸う蜜蜂 .jpg

梅の交配用に貸し出す蜜蜂の巣箱を運ぶ中村悌さん
Web 42 中村悌 貸し出す巣箱を運ぶ 1 .jpg

梅の花が満開になって蜜が十分に採れるまで蜜蜂に餌として与える砂糖水を作る
Web 6 中村悌 餌の砂糖を焚く 4 .jpg

 みなべ町で訪ねた中村養蜂園と坂東養蜂場では、梅の交配用に蜜蜂を貸し出した後で、のんびりされていましたが、その分、蜜蜂の命の営みについて、ゆっくりとお話を伺うことができました。
 私たち人間社会は、儚い生命の蜜蜂から教わることは多いと感じました。
 ご高読いただけると幸甚です。 

「リトルヘブン」の次号(40号・静岡県で取材予定)は、3月末に、
「羽音に聴く」の次号(5号)は、4月末に公開の予定です。

ご感想をお寄せください。
よろしくお願い致します。


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2015年02月02日

栃木県で取材した「リトルヘブン」39号が公開されました。

「リトルヘブン」39号が、公開されましたのでお知らせ致します。

■「リトルヘブン」39号は、栃木県那須郡那珂川町小砂地区(なすぐん なかがわまち こいさご)で、自家用の炭を焼くご夫婦や伝統ある地元の焼き物を穴窯で継承する陶芸家の他、タバコ栽培をしていた当時の農家の苦労話やお歯黒だった曾祖母の思い出話などを取材させていただきました。
 穏やかな自然の中で、毎日の暮らしを豊かに楽しむための工夫と努力の物語をお楽しみください。もっとも、その陰には苦労話もありますが……。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
http://www.littleheaven.jp

自分の山の木を伐り出して焼いた炭の炬燵で寛ぐ、長山恒秀さんと里子さん夫妻
FB 53 長山家の炭火の炬燵 2 .jpg

小砂地区国山集落の穏やかな風景に大寒の頃とは思えない暖かさを感じる
FB 21 国山(くにやま)の風景 .jpg

庭先に福寿草がほころび始めていた
FB 15 福寿草 1 .jpg

歴史のある地元の焼き物を穴窯で焼き続ける陶芸家の岡稔さん
FB 43 岡稔 5 .jpg

朝日が射し始めると、霜が溶けて畦の草が輝く
FB 25 来目木の土手の霜が溶ける .jpg

次号の「リトルヘブン」は、静岡県で取材し、2015年3月末に公開の予定です。
よろしくお願い致します。

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2014年12月28日

羽音に聴く 3号が公開されました。


 14年8月から始まった「羽音に聴く」の3号が公開されました。

http://www.littleheaven.jp

 春にハウス園芸の交配をするための蜜蜂を、元気づけ数を増やすことを目的に転地養蜂するため、奄美大島へフェリーで移動する鹿児島の養蜂家に同行しました。
 移動の日は、鹿児島でも雪が降る荒れ模様。次々と、幾つもの困難が養蜂家を襲いますが、機転と人脈で何とか無事に巣箱を設置することができました。

移動の準備は、巣箱の中の蜂の状態を把握することから始まる
Web 6 蜂の状況を把握する 巣箱の入れ替え .jpg

移動の朝、うっすらと雪の降り積もった巣箱をトラックに運ぶ
Web 32 巣箱をトラックに運ぶ .jpg

奄美大島で巣箱を設置するためにトラックから背負って運ぶ
Web 43 奄美 巣箱を運ぶ .jpg

巣箱を設置した翌朝、蜂は新しい土地に馴染みどこからか花粉を運んできた
Web 54 奄美 花粉を運んできた蜂 .jpg

お楽しみください。
「羽音に聴く」次号(4号)は、15年2月に公開の予定です。
今後ともよろしくお願いします。
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2014年11月29日

リトルヘブン 38号が公開されました。


大分県九重町栗原作草(ここのえまち くりばる さくそう)の集落は、夏秋(かしゅう)トマトと高原ホウレン草を栽培する農家7軒。柔道でオリンピック出場を目指し、有名高校へ進学した穴井智大さんは、練習中のケガで願いは叶わなくなった。失意の下、実家に帰った智大さんは、悶々とした日々を潜り抜け、2年前に新規就農を申請した。迷い悩みながらも、地域の年寄りに教えを請いながら新たな夢を目指し始めた。

http://www.littleheaven.jp

夏秋トマトの収穫を終えて、ホッとひと息を付く
Web1 81 智大さん トマトの収穫を終えて .jpg

晩秋の朝、集落各戸から一人ずつ出て、作草集落へ入る道路の草刈りがあった
Web2 24 道路脇の草刈り 穴井勲さん 3 .jpg

日暮れが近くなって、智大さんの祖父正秋さんが、運動場の牛を牛舎へ戻す
Web3 41 穴井正秋さんが牛を曳く 2 .jpg

智大さんが世話する愛犬のチビ
Web4 47 穴井さん宅の犬 チビ .jpg

智大さんが通っていた淮園小学校栗原分校の校舎。今年3月末で閉校が決まった
Web5 29 淮園小学校栗原分校 2 .jpg

お楽しみください。

次号(39号)は、栃木県で取材し、15年1月末に公開します。
よろしくお願い致します。


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2014年09月25日

Web版「リトルヘブン」37号が公開されました。


今朝の宮崎は、台風16号の影響で昨夜まで降っていた雨があがり、快晴の秋空です。
Web版「リトルヘブン」の37号が公開されました。

Web1 小田文夫さん宅の稲刈り 2 .jpg
棚田で畦の周りの稲を刈る小田文夫さん。下の棚田でコンバインを運転するのは孫の高弘さん

Web版になってからは記事も私が書いていますが、これに七転八倒。文章を書くことを仕事にしている人の気が知れないと思うほどです。普段はストレスと縁の無い私ですが、リトルヘブンの原稿を書いている時は、口の中は口内炎だらけの状態。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
http://www.littleheaven.jp
以前の号を読んでいただいた皆さんは、再読み込みをしてください。

Web2 小田文夫さん 2 .jpg
小田文夫さん

Web3 バッタ 1 ショウリョウバッタ .jpg
農道の茂みに身を隠すようにショウリョウバッタ

Web4 柘植剛さんの蓮畑 .jpg
休耕していた棚田をひとりで拓いた柘植剛さんのハス畑

ご批評、ご感想などをお寄せいただけると幸甚です。
よろしくお願い致します。

次号は、大分県で取材し、11月末に公開の予定です。


posted by jin at 12:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月28日

新シリーズ Web版「リトルヘブン 羽音に聴く」が始まりました。


 これまでご高読いただいてましたWeb版「リトルヘブン」の新しいシリーズ「リトルヘブン 羽音に聴く」が始まりました。若干、広告的な要素もありますが、あくまでもドキュメンタリーとして全国の養蜂家を訪ね、蜜蜂と人間の物語をお伝え致します。

http://www.littleheaven-bee.jp

創刊号は、北海道深川市多度志の養蜂家を訪ね、アザミ蜜とソバ蜜を採集する様子を取材しました。養蜂家の話をよくよく聞けば、転飼養蜂として北海道で仕事をしている宮崎の人でした。

丘を覆うソバ畑の上空は、燃えるような夕焼け
web 丘のソバ畑に夕焼け .jpg

チシマアザミの蜜を吸う蜜蜂
web チシマアザミの蜜を吸う蜜蜂 .jpg

まとわりついて飛ぶ蜜蜂の中で、ソバ蜜の入り具合を点検する
web 密の入った巣板を点検する .jpg

分封の準備をするため王台(女王蜂のための巣穴)ができた巣板
web 王台のできた巣板 .jpg

Web版「リトルヘブン 羽音に聴く」は偶数月に、従来のWeb版「リトルヘブン」は奇数月に公開していきます。今後とも、よろしくお願い致します。

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2014年08月03日

Web版 リトルヘブン 36号が公開されました。


 2ヶ月に一回、奇数月の末に公開しているWeb版 リトルヘブンの36号が公開されています。
 案内が遅くなってしまいました。
 36号は、鳥取県湯梨浜町別所集落の総事(そうごと・集落全世帯から出て地域の清掃や草刈りを行う)を中心に、二十世紀梨にまつわる話を伺いました。

Web版リトルヘブンのURLは、下記の通りです。

http://www.littleheaven.jp

それぞれが草刈り機を手に、朝5時半に集合して、出席の点呼を待つ人びと。
Web 総事が始まる .jpg

樹齢100年を超える二十世紀梨の木。この木一本で、2700個の実を付ける。
Web 樹齢100年を超える梨の木 .jpg

梨畑から、赤瓦の美しい集落を望む
Web 梨畑から集落を見る .jpg

毎日、日暮れまで畑で働く村田百合子さん。
Web 毎日、日暮れまで畑で働く村田百合子さん  .jpg

ぜひ、ご高覧いただき、ご感想などお寄せ下さい。


posted by jin at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月30日

Web版「リトルヘブン」35号が公開されました。

心地良い薫風の季節となりました。
Web版リトルへブン35号が公開されました。
35号は、東京都羽村市の多摩川沿いの集落で取材しました。
都市化が進む地域で農業を営むことの大変さを感じながらも、自然を相手に毎日の暮らしを楽しむ方々のお話しを伺いました。

多摩川の土手で虫取りをする少年
HP Web 多摩川土手で虫採りの子 .jpg

今号から、ホームページ(トップページ)のレイアウトを変更しました。
読みやすくなったのではと期待しているのですが、いかがでしょうか。

下記のURLを開いて、ご高読下さい。
http://www.littleheaven.jp

自宅前の田んぼで代掻きをする小林次生さん
「子どもの頃、羽村駅に降りると豚の臭いがすると言われていた」
HP Web 小林次生 代掻き 1 .jpg

羽用水路の上をニホンカワトンボが飛ぶ
HP hp Web トンボ 2 .jpg

「早めに仕事を切り上げて、久し振りに帰省した息子と夕食を喰うんだ」と小林守久さん
HP Web 小林守久 10 .jpg

ご批評、ご感想などをお寄せいただけると幸いです。
次号(7月末)は、鳥取県で取材の予定です。
ありがとうございました。


posted by jin at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

失意の新年度


 桜は満開、輝く春の陽光。社会の新人たちが、希望を胸にさっそうと風を切って歩く街。そんな4月1日、私に届いたのは、キャノンギャラリーに申し込んでいた写真展開催の落選の結果だった。

 2006年から撮り始めた近年の集大成のつもりだった。このブログでも、度々お伝えしてきた「リトルヘブン」の写真を写真展用に再構成した50枚だ。この7年余、ほぼリトルヘブンに集中してきたと言っても良い。日本のどこにでもある風景、どこにでも居る人々。そんな風景や人々の中にこそ、本質的な魅力が潜んでいる。そんなコンセプトの基、全国の里を訪ね歩いた。
 キャノンギャラリーから送り返されてきた写真を見たが、私には、私の思いを伝えられていると、改めて思う。と、いうことは、今の私の写真は、根本的な間違いをしでかしているのかも知れない。
 66歳という年齢を考えると、これから仕切り直すのは、気の遠くなるようなエネルギーだ。

Web・M 千葉周 2 .jpg

 「松島や ああ松島や 松島や」という有名な句があるが、3月末、宮城県松島の名勝を形作る島の一つ浦戸桂島へ行っていた。今期最後のノリの刈り取り船に乗せてもらった朝。海と空の境も曖昧な乳白色の宇宙へ、船は全速力で突入して行った。松のシルエットが美しい小島が、目の前に瞬間現れて、あっという間に後方に消え去る。
 
 その小型船に揺さぶられながら、私の頭に、ある考えがよぎった。
 最近の私の写真は、分かってもらおうと、し過ぎているのではないか。写真家が、世界を見る思考は、そもそも普遍的な人々の思考とは違う筈だ。違うからこそ、写真家が存在する理由がある筈なのに、分かってもらおうとして、普遍的な人々が世界を見るように写真家が見たのでは、自己否定への道だ。忘れかけていた自分自身の道に帰ろう。

 分かってもらいたいという欲求を内在させている不安は、以前から抱えていた。キャノンギャラリーの写真展に落選したのは、分かりやすさを求め過ぎた結果だったのかも知れない。
 暗中模索の66歳。どこまで続く暗闇か。本当に、これから先、光りはあるのか。


posted by jin at 10:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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