2013年07月25日

Web版リトルヘブン 30号が公開されました

暑中お見舞い申し上げます。

FB 夏雲 2 .jpg

Web版リトルへブン30号が公開されましたので、ご案内申し上げます。
今号は、愛知県新城市作手菅沼で取材をさせていただきました。

URLは、下記の通りです。
http://www.littleheaven.jp

前号を読んでいただいた方は、再読み込みをしてからご覧下さい。
又、最近では、「リトルヘブン」と検索していただいても、分かりやすい所に出てくるようになりました。

ご高読いただき、ご批評、ご感想をお寄せ下さい。
「読者からの便り」として、ご紹介させて下さい。

FB 余録 長ノ山湿原 朝露 2 .jpg


FB 河合清種さん 4 .jpg


FB 余録 長ノ山湿原 バッタ 1 .jpg


次号は、石川県で取材し、9月末に公開致します。

今年の宮崎の猛暑は、際立っています。
じっとしているだけで、汗が流れ落ちていきます。
皆さま、くれぐれもご自愛下さい。
いやはや……。





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2013年06月01日

Web版「リトルヘブン」29号が公開されました。

 毎号、奇数月末に公開されているWeb版「リトルヘブン」の29号が、公開されました。
 今号の取材地は、鹿児島県薩摩川内市入来町です。
 田植え前に、棚田の整備をする内之尾集落の人々の様子をお伝え致します。棚田を守り続けていくことは大変なようで、伝手を頼り、ボランティアを頼み、棚田を守ろうとする人々を伝える記事は、いつもの「リトルヘブン」よりも、現実に寄り過ぎたなと思うところもありますが、悲喜こもごものままお伝えしました。

http://www.littleheaven.jp

ご感想、ご批評をお寄せ下さい。
お待ちしています。

5月の日曜日、鹿児島市内などから応援を得て、石垣の整備をする。
hp 棚田イベント 石垣 1 .jpg

冬の間、牛の飼料用として作っていた牧草は、田植えまでに燃やす。
hp 枯れ草を焼く 炎 .jpg

棚田を守る内之尾の棚田保全グループの藤井道博さんが、苗床の準備をする。
hp 藤井道博 苗床作り 2 .jpg

集落には主の居なくなった家も多い。季節になると、主は居なくてもバラの花が咲く。
hp 空き家のバラ 2 .jpg

次号は、7月下旬に公開されます。
今後ともよろしくお願い致します。


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2013年04月14日

土呂久「梨の花」

 昨日は、2年ぶりに「土呂久の山菜を食べる会」へ行った。

 しかし、23日から始まる写真展「アフリカ 光と影」の準備が間に合いそうもないので、土呂久の佐藤慎市さんとマリ子さん夫妻が準備してくれたイノシシと大根の煮物や自家製コンニャクや取り立てタケノコなどの煮付け、山菜の天ぷらなどを戴いて、深夜に帰宅した。

 夕食前のひととき、私にとっての土呂久のシンボルでもある土呂久惣見地区へ梨の花を見に行った。
 盛りは過ぎていたが、夕暮れ間近い山間いに、梨の白い清楚な花が浮き上がって、幻想的だ。

hp 土呂久 梨の花 130413 .jpg

 土呂久を初めて訪ねた40年前から、懇意にしていただいている幸利さんを訪ねると、熊本市に居るはずの長男・和明さんが軽トラックを運転している。
「ちょうど昨日、熊本を引き上げて、土呂久に帰ってきてくれた」と、嬉しそうに幸利さんが教えてくれた。 私も、晴れ晴れとした気分になった。

 久しぶりの土呂久だったが、土呂久は土呂久で、一歩一歩前へ進んでいるのを実感した。

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2013年03月31日

Web版リトルヘブン 28号「香川県三木町」が公開されました

Web版 リトルヘブン 28号が公開されました。
今号は、香川県木田郡三木町で取材をさせていただきました。

ぜひ、ご高読いただきたく、ご案内致します。
http://www.littleheaven.jp/

ご批判、ご感想など、お寄せ下さい。
お待ちしています。


春が盛りの三木町の自然、田植えまでに一仕事する集落の人々、ゆったりとした時間だが確実に一歩進む暮らしぶり。三木町の春をお楽しみ下さい。

hp 上城栄 水やり 3 .jpg

mail 本村にて 畦で .jpg

hp 本村にて 木蓮のつぼみ 1 .jpg

mail 小蓑川にて 2 .jpg

今号のご案内が遅くなってしまいました。すみません。
INDEXでは、写真をクリックして本文に入って下さい。




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2013年01月30日

Web版リトルへブン27号が公開されました。


 今号の取材地は、京都市右京区嵯峨宕陰(とういん)地区です。
 樒原(しきみがはら)と越畑(こしはた)の集落で行われた「とんど焼き」の行事を中心に、「白味噌の雑煮」や「内雲砥石5代目物語」などが掲載されています。ぜひ、ご高覧下さい。

http://www.littleheaven.jp

hp 樒原 風景5 .jpg

hp 樒原 風景22 .jpg


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2012年12月14日

住友林業が拒否、私の認識が甘かった


 東京の民放テレビ局ディレクターから、4週間ほど前に、宮崎の観光地として知られる「青島」の自然を、「森」をテーマとしたドキュメンタリー番組で取材したいので、出演し協力してほしいと電話依頼があった。写真集「生命の惑星 青島」を出していることが、私に依頼した理由だった。しかし、私としては、テレビで話すほどの樹木に対する知識はないのに、出演すれば迷惑を掛けると思ったので、青島の樹木に詳しい研究者を紹介したのだが、出演交渉が上手くいかなかったようだ。

 結局、私が出演を引き受けることになって、ディレクターから3、4回、携帯電話の電池が途中で無くなるほど長い電話があり、番組の内容について打合せをした。14日は、彼が「ロケハンに宮崎に行くので、青島の現地で打合せ」という段取りだった。

 ところが、2日前、ディレクターから、取材先の私の携帯電話に連絡があって「番組スポンサーの住友林業から連絡があって、『土呂久鉱害の被害者を支援していた芥川を出演させるな』ということになりました。ご了解下さい」と、申し訳なさそうに言う。
 私は、少々驚いた。

 それより数日前に、そのディレクターから電話があって「芥川さんの経歴を調べさせてもらいましたが、土呂久鉱害に係わっておられたようですが、住友林業がスポンサーの番組ですが、構いませんか」と、問われた時、「まったく抵抗がないと言えば嘘になるけど、1990年に土呂久の裁判は最高裁で和解しているし、それからは何も敵対関係はないので、直接の敵対関係にあった住友金属鉱山がスポンサーなら話しは別だが、住友林業ということなら、私は構わないけど……。住友銀行を使わないとか、VISAカードを持たないとかの抵抗は今でもしているけどね」と、私は冗談も交えて答えていた。

 私の認識が甘かったという他ない。住友財閥は、土呂久鉱害の被害者を支援した者を、和解から22年経った今日でも恨んでいるのだ。
 ひょっとしたら、社会の仕組みというものは、このような力関係で動いているのかも知れないと思うと、空恐ろしい気分になった。
 おめおめと油断なさるな!! 皆々方。

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2012年11月28日

Web版リトルへブン26号が公開されました。

お待たせ致しました。
Web版リトルへブン26号が公開されました。

URLは右の通りです。http://www.littleheaven.jp

ぜひ、ご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。
前号を読んでいただいた方は、必ず再読み込みをしてからご覧下さい。
今号は、山梨県南巨摩郡早川町で取材をさせていただきました。

hp 早川和子さん・エゴマの刈り取り 2 .jpg

まだ、新しいサイトなので検索では出てきません。
このURLをクリックして、開いて下さい。

ご高覧のうえ、ご意見ご感想をお寄せ下さい。お待ちしています。



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2012年11月24日

パリフォト2012 へ行きました



前々から一度は行ってみたいと念願だったパリフォトへ行きました。

hp5 パリフォト グランパレ3 .jpg

さて、そこで何を得てきたのかは、本人には分かりませんが、ただただ写真三昧の一週間でした。
シャンゼリゼのグランパレには、世界の都市から130余りのギャラリーが写真を出品し、22社の出版社が写真集の展示をしていた。日本人の写真家で、すぐに名前が出てくるのは森山大道、荒木経惟、杉本博司、東松照明など。荒木さんの写真は、出品されている中で恐らく最も過激な写真群だった。肩を組んで二人で仲良くブース巡りをしていたカップルの女性は、荒木さんの写真の前で、横を向いて写真を見ようとしていなかった。写真は、森山大道さんの写真を展示しているギャラリー。

hp8 パリフォト 森山大道 .jpg

 石内都さんの作品は、二つのギャラリーで作品が展示されていた。杉本博司さんの作品は1点だけ見た。森山さん、荒木さんの作品は、幾つものギャラリーで扱っていて存在感があった。東松さんの作品も幾つかのギャラリーで扱っていて、PRISKA PASQUERというギャラリーで見た東松さんの作品は、これまで私が知っていたものとは異質で興味深い写真で驚いた。写真は、石内都さんの「1947」を展示しているギャラリー。

hp9 パリフォト 石内都 .jpg

石内さんは、会場に顔を出していた。

hp10 パリフォト 石内都本人 .jpg








 写真の歴史を辿れば必ず出会う名の知れた写真家たちのプリントも多く展示されていて、あまりにも一気に写真の坩堝にはまって、目が回るような印象だ。2日間掛けて、できるだけゆっくり見たつもりだったが、今、思い出そうとしても具体的な写真が出てこない。

hp3 パリフォト グランパレ1 .jpg


 初日には、テレビの取材も行われていた。

hp4 パリフォト グランパレ2 .jpg


グランパレの会場は、夕方になっても、人波が途絶えることなく続いた。日本とフランスの写真文化の違いを感じざるを得ない。

hp12 パリフォト グランパレ5 .jpg


 最終日の夕方には、赤印の付いた作品も多く、この場で作品の売買が相当数されていることを感じられた。

hp13 パリフォト グランパレ 外観 .jpg


 パリ写真月間に合わせて、写真を展示しているミュージアムやギャラリーも多く、ギャラリーが集まっているサンジェルマン・デ・プレ地区では、一気に50軒ほどのギャラリーを見て歩いた。

hp6 パリフォト ギャラリー1 .jpg


hp7 パリフォト ギャラリー2 .jpg


 街角のカフェでは、男たちが風除けのビニールの中でトランプに興じていた。

hp15 パリフォト 街角 .jpg


 サンジェルマンの街を歩いていると、見知らぬ男が英語で声を掛けてきて、写真を撮らせてくれと言う。これは日本で言うキャッチセールスか詐欺の類だと警戒しながら、もう少し話しを聞くと、彼は、スコットランドの芸術大学の写真コースの教師で、パリフォトを見に来ていると言うのだ。そういうことなら、写真を撮ってもいいと言うと、2枚シャッターを切った。実は、私もパリフォトを見に日本から来ていると言うと、「ビール飲みに行こう」と誘う。「え、この寒いのに、ましてや昼間から、ビールかよ」と思って、「ビールはいやだ」というと、「じゃカフェは、どうだ」と言う。それで、カフェへ行くことになって、歩き始めた時に、彼の大学の写真コースの主任という男に出会った。もちろん、二人は一緒に来ていたのだが、それぞれで写真を撮っていたらしい。そこで、日本の写真家についてとスコットランドの写真家について、少し話した。彼らが、真っ先に名前を挙げたのは、DAIDO,ARAKI,SUGIMOTO だった。彼らは、スコットランドの写真家で、世界的に有名なマーティン・パラを知らないなんてだめだと言う。しかし、 私は知らなかった。彼らは、それでがっかりしたみたいで、カフェ行きも何となく取りやめ。
 別れ際に、なぜ私の写真を撮りたいと言ったのかと聞くと、「あんたの格好がクールだったからだよ」と言って笑った。二人の写真を、記念に一枚撮らせてもらって分かれた。左が、声を掛けてきた写真コースの先生。

hp16 パリフォト スコットランドの写真家2人 .jpg


 ギャラリー回りをする時に、通訳をしてくれたフランスで俳優をしている島岡現さん。

hp17 パリフォト 島岡現 .jpg


 羽田から宮崎へ帰るJALの窓から、富士山がくっきりと見えた。

hp18 パリフォト 富士山 .jpg


 楽しかった。
 終わり。
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2012年10月20日

東京駅と善光寺

昨日、facebookに写真をアップしたが、正方形になるので、こちらに再掲載。

 東京駅丸の内北口ホールの天井を、ぽかんと口を開けて見上げていたのは私だけではない。お上りさんだけでもなく、近くの会社員と思われる背広姿の男性たちも含めて、多くの人びとが上を見上げてホールを行き交っていた。「上を向いて歩こう」だ。
hp 東京駅北口ホールの天井 .jpg

 善光寺の写真も、ついでにもう一度。「牛に引かれて善光寺参り」という言葉は以前から知っていたが、実は、意味は今回初めて知った。本堂前の線香炉上に鎮座する獅子。口から線香の煙を吐き出し、脂が垂れ下がっていた。
hp 善光寺線香炉の獅子 .jpg

 善光寺参道の敷石。敷石の上を歩いた善男善女の蓄積された時間が、形になって見えると感動する。本堂の板床は、もっとはっきりと形になって見えたが、撮影禁止だった。
hp 善光寺参道の敷石 .jpg








 善光寺を訪ねたのは、夕方5時少し前だったが、本堂前でちょうどお賽銭の回収をしていた。現実に引き戻された。回収していた警備員が、私をジロリと見た。
hp 善光寺お賽銭回収 .jpg








 善光寺本堂。外国からの観光客に付いて、ご本尊下を巡る「胎内潜り」と言うらしいが、極楽浄土への扉のノブを探し当てる闇回廊を歩いた。まったくの闇は、新鮮な感覚。外国からの観光客は、闇の中でも、まったく声を出さなかった。鼻先も見えない真の闇の中で方向感覚を失い、宇宙遊泳みたいな気分で歩いた。闇の中で立ち止まっている外国人観光客と、たまにゴツンとぶつかって「Excuse me」
hp 善光寺本堂 .jpg



















 おしまい。
 今回の写真は、RICOH GR DIGITALで撮影しました。


posted by jin at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月30日

Web版「リトルへブン」がアップロード


 これまで季刊新聞として6年間発行してきた「リトルへブン」が、Web版としてリニューアルされ、9月28日にアップロードされました。ぜひご覧いただきたく、ご案内致します。

http://www.littleheaven.jp/

 今号(25号)は、福岡県田川郡赤村の物語です。

岩石山から望む赤村の盆地。今川の流れに沿って盆地が開け、山の裾野に集落が点在する
hp 岩石山から遠望 ヨコ .jpg

稲荷神社のおこもり。参道石段の掃除がひと段落し、「息子がマムシに咬まれた」と、世間話が弾む。
hp 稲荷神社おこもり 4 .jpg

お楽しみ下さい。


posted by jin at 21:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする